記事レビュー「レビュー:堅実な作りだが斬新(edgy)とは言い難いUbuntu Edgy」

レビュー:堅実な作りだが斬新(edgy)とは言い難いUbuntu Edgy

実はまだUbuntuを自分で試したことがないのだが、それにしてもUbuntuは相変わらず(良い意味で)宣伝がうまい。昔ながらのDebianには絶えて無かった要素である。Debianの開発者はどいつもこいつも技術莫迦気質であり、リーダーシップも有って無きようなものなので、正直うらやましい。Ubuntuくらいやらなければ本当はだめなのだ。

ちなみに、私はFLOSSにおけるフリーライドには何の問題も無いと思っている。だから、別にDebianの成果をUbuntuがフリーライドしても全然構わない。逆にUbuntuの成果をDebianがフリーライドすることもあるだろうし。

ただ、個人的にはUbuntuにコミットすることは(少なくとも当面は)無いだろう。その理由は、Ubuntu Codes of Conduct(Ubuntu関係者の行動規範)の存在だ。不毛な喧嘩を避ける上で行動規範があったほうが良い場合もあるし、そもそも社会生活を営む上でお行儀良くしない(できない)奴というのはどうかと思うが、Ubuntuを離れた場での行動も束縛され、もめればCommunity Councilに判定されるというのはちょっとなあ、という気がする。

今までのDebianは、ハックはできるけど人間性には相当な問題が…というような人たちの吹き溜まりでもあり、私はそれはそれで居心地がよかったので。まあ、ノスタルジーと言われればそれまでなんですが。