ソニー・エリクソンがAndroid端末「Xperia」を開発、NTTドコモから4月発売

　ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2010年1月21日、同社初のAndroid端末「Xperia」を開発したと発表した。4月にNTTドコモから発売の予定。独自のマルチメディア管理アプリケーションを搭載し、Androidマーケットにも対応する。ドコモのAndroid端末としては2台目となる。

　Android 1.6をベースに開発した画面タッチ操作の端末で、物理キーボードは持たない。独自アプリケーションとして、直感的な操作で音楽や動画を楽しむ「Mediascape」、不在着信やメールから、mixiやTwitterなどのSNSまでのコミュニケーション履歴を一覧表示する「Timescape」を搭載。コミュニケーションとエンターテインメントの機能を1台に集約したという。

　また、Google検索、Googleマップ、GmailなどのGoogleサービスに対応。FacebookやTwitterなどのアカウントと連携できる電話帳機能、独自の予測変換・入力アシスト機能「POBox Touch 1.0」を備える。アプリケーションをAndroidマーケットからダウンロードして端末のカスタマイズも可能。

　CPUは、米クアルコムの「Snapdragon」プロセッサ（1GHz）。内蔵メモリは384MBのRAMと1GBのROM。タッチパネル付き4.0型フルワイドVGA（480×854ドット）液晶や、顔認識エンジン付き有効810万画素AFカメラ、GPS機能を搭載する。通信機能はFOMAハイスピード（下り最大7.2Mbps、上り最大2.0Mbps）のほか、IEEE802.11b/g無線LANとBluetoothに対応する。

　連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約290分（FOMA利用時）。本体色は「センシャスブラック」「ラスターホワイト」。本体寸法は高さ119×幅63×厚さ13.1mm、重さは約139g。予想実売価格は3万円台後半（24カ月利用が前提の端末購入サポートを適用した場合）。

　またNTTドコモは、Xperia発売に合わせて、スマートフォン向けポータルサイト「ドコモマーケット」を開設する。おすすめコンテンツやアプリケーションを紹介するほか、オリジナルコンテンツも提供する。推奨機種はXperiaと「docomo PRO series HT-03A」。無料（別途パケット通信料が必要）。

Xperia
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/smart_phone/so01b/index.html

NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
http://www.sonyericsson.co.jp/