テンプスタッフ子会社、名古屋地域のLinuxサーバエンジニア育成事業

 テンプスタッフグループのIT系人材サービス部門、テンプスタッフ・テクノロジー(本社:東京都渋谷区)は、名古屋地域でLinuxサーバーの構築・運用・保守を行うエンジニアの育成・派遣制度「Challenge Linux」を2008年9月から本格的に開始する。大手メーカーが生産拠点を構え、ITエンジニアの需要が高まっている同地域に特化する。

 同社によると、大手企業の基幹システムは、ITインフラが整備され、電力供給が安定している大都市に集中するため、システム開発・構築を担うSI企業や技術者も東京・大阪に集中。このため、地域による人材需給バランスのくずれが顕著で、特に名古屋地域は人材提供が追いついていないという。

 Challenge Linuxは、IT業界未経験者から初級エンジニアを対象に、PCシステムの基礎やLinux OS操作を習得してもらい、SI企業やデータセンター、企業の情報システム部門で活躍するLinuxエンジニアを育成・派遣する制度。LPIC 1レベルの実践的なLinux操作研修などを行う。

 また、個別キャリアカウンセリングやビジネスマナー講座での社会人基礎能力の強化や、研修終了後の就業先企業紹介などを実施する。研修期間は6週間で、参加費は無料。面接選考会を経て研修開始。2009年6月までに30人の育成を目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

テンプスタッフ・テクノロジー
http://www.temptech.co.jp/