ロックオン、最新オープンソースEC「EC-CUBE 2.0」のベータ版公開

 ロックオン(本社:大阪市)は2007年11月9日、オープンソースECパッケージの新バージョン「EC-CUBE 2.0」を発表、ベータ版のダウンロード提供を開始した。新しいアーキテクチャを採用し、自動アップデートや国際化対応などの機能を搭載した。正式版は12月上旬公開の予定。

 EC-CUBEは、ロックオンが開発したECパッケージをオープンソース化した製品。ソースコードレベルでカスタマイズしたり、モジュールを追加することで、自由にECサイトを構築できるのが特徴。ライセンスはGPL、または改変したソースコードの公開が不要な有償ライセンスから選択できる。

 最新版の2.0では、従来版のソース構成を根本から見直し、バージョンアップの際、難しい作業を行うことなく自動アップデート(有償提供)できるようになった。また、文字コードをEUC-JPからUTF-8に変更し、多言語対応した。このほか、CSSレイアウトへの対応や複数カテゴリ対応などを追加した。

 従来バージョンのモジュールとの互換性はなく、改めて移植する必要がある。同社では公式モジュールの移行作業を進めており、11月下旬ごろ提供開始の予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ロックオン
http://www.lockon.co.jp/

EC-CUBE公式サイト
http://www.ec-cube.net/