Apple：高音質のiTunes Plusを値下げ　Amazonに対抗

　米Appleは10月17日（米国時間）、音楽ダウンロード販売サービスで、高音質の「iTunes Plus」を1曲0.99ドル（従来は1.29ドル）に値下げすると発表した。日本でも150円～200円（同200～270円）に下げる。米Amazon.comが9月下旬から、同様の曲を0.89～0.99ドルで売り出したことに対応したとみられる。

　Appleは5月末から、通常の音質（128kbps）での販売を続ける一方で、一部の曲は高音質版（256kbps）も販売している。著作権保護技術（DRM）が適用されていないため、iPod以外の音楽プレーヤーでも再生できるのが利点。従来は通常版（1曲0.99ドル）より0.3ドル高かったが、同じ価格で売られることになった。

　Amazonは9月25日から、音質が同等でDRMなしの曲を、Appleより低価格で売り出した。対象曲数もAppleより多いため、対抗値下げを迫られたとみられる。Appleは従来の英EMIのほか、独立系レコード会社とも提携し、対象曲数を200万曲以上に拡大した。【南　優人／Infostand】

iTunes
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提供：Computerworld.jp