NEC、単体サーバの可用性を向上させる「CLUSTERPRO X SingleServerSafe」を発売

 NECは6月27日、高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO X」シリーズに、シングル・サーバ向けの「CLUSTERPRO X SingleServerSafe(以下、SSS)」を追加し、同日から販売を開始した(出荷日は6月29日)。

 SSSは、OSやアプリケーションなどの障害を自動で検知し、必要に応じてOSやアプリケーションを自動的に再起動するソフトウェア。再起動中はサービスが停止するため、複数台のサーバで構成されるHAクラスタのような高いレベルの可用性は実現できないが、HAクラスタに比べ、手軽かつ安価に導入することができる。Linux版とWindows版がラインアップされており、価格はどちらも10万円(1CPUライセンス)から。

 また、NECは「CLUSTERPRO X」シリーズのオプション製品として、アプリケーションサーバ用の監視エージェント「CLUSTERPRO X Application Server Agent for Windows」の販売も開始した(Linux版は2006年10月に発売済み)。CLUSTERPRO XやSSSのみではアプリケーションサーバが起動しているかどうかしか検査されないが、Application Server Agentを追加すると、アプリケーションサーバへの接続テストにより、サービスが正常に稼動しているかどうかまでチェックすることが可能になる。対応アプリケーションサーバは、Tuxedo、WebSphere、WebLogicで、価格は15万円(1ノードライセンス)より。

 NECによると、HAクラスタ化の難しいロードバランサーの管理下にあるアプリケーションサーバでも、SSSとApplication Server Agentを組み合わせることで可用性の向上が図れるという。

NEC
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