ユニアデックス、Linuxのエラーメッセージを検索できるDBシステム公開

 ユニアデックス(本社:東京都江東区)は2007年4月25日、Linux障害発生時に出力されるエラーメッセージの意味や対処方法などをオンラインで検索できるメッセージマニュアル・データベース・システム「OSSメッセージペディア」を公開した。

 独立行政法人情報処理推進機構オープンソースソフトウエア活用基盤整備事業の委託業務の一環で開発されたエラーメッセージ専用の検索システム。Linuxではメッセージマニュアルの整備が遅れているため、これまで、ユーザーはエラーメッセージの意味や対処方法が分からないことが多かったという。

 ドキュメントには、Linuxカーネル・ソースコード解析から得たエラーメッセージの意味や対処方法などを収録。サポート部門に報告されている警告・障害メッセージや、システムログに蓄積されることの多い警告や障害メッセージも含む。

 ユーザー自身が編集・追加することも可能(ユーザー登録が必要)。ライセンスはGFDL(GNU Free Documentation License)を採用しており、将来的に一括ダウンロード提供することも検討している。ドキュメント作成には、日立製作所、ミラクル・リナックスが協力した。

 なお、プログラム本体は他のOSSプロダクトや各国語にも対応可能で、オープンソース開発者支援サイト「SourceForge.net」で公開する予定。こちらのライセンスはGPLを採用する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

OSSメッセージペディア
http://ossmpedia.org/

ユニアデックス
http://www.uniadex.co.jp/