SPSS、運用環境不要のインターネット・リサーチASPサービス

 エス・ピー・エス・エス(SPSS、ジャック・ヌーナン社長)は、サーベイ統合パッケージ「Dimensions」のASPサービス「Dimensions ASP」を5月1日に開始すると発表した。

 専用のハードウェアを持たずにWeb調査プラットフォームを利用できるサービス。「Dimensions」の「調査票デザイン」「データ収集」「集計/分析」「レポーティング」の機能をプログラミングすることなく、マウスによる操作で直感的に行うことができる。これにより、紙、Webなど異なるメディアの各調査データを一元管理でき、データ加工、クリーニングの手間を削減する。

 とくに「集計/分析」については、統計解析ソフト「SPSS」との連携により、値ラベルの再設定など面倒な手間を最小限に抑える。また、パネルデータの提供など調査に必要となる周辺サービスも、ビジネスパートナーとの協業により順次提供する予定。

 利用料金は調査件数によって異なり、一般は、年間2万4000回答(月2000回答)までで年間132万円から。教育機関は月400回答までで37万8000円。SPSSでは、企業、大学などの教育機関を中心に対象に、年間で100件の受注を目指す。

エス・ピー・エス・エス=http://www.spss.co.jp/

提供:BCN