NECネクサ、IT統制支援サービスでデータバックアップとログ証跡管理を提供

 NECネクサソリューションズ(渕上岩雄社長)は4月16日、アウトソーシングサービス「NEXSOURCING(ネクサソーシング)」の「IT統制支援サービス」で、「重要データバックアップサービス」を7月から、「ログ証跡管理サービス」を9月からそれぞれ開始すると発表した。

 「重要データバックアップサービス」は、同社のデータセンターに設置された大容量ストレージに顧客企業のデータを保存し預かるサービス。基幹システムの業務データ、マシン室の監視カメラ画像など、大容量で重要なデータをバックアップし、必要時にリストアデータを提供する。内部統制上の課題となる事業継続性の確保や災害対策として売り込む。

 一方、「ログ証跡管理サービス」は、内部統制などのモニタリングに必要なアプリケーションへのログイン記録や、システムの操作ログなどを収集、同社のデータセンターに設置された改ざん不可能なシステムに保管するサービス。定期的なモニタリングや監査などでログの調査が必要な場合は、専用ウェブサイトで検索することができる。

 サービスは同社のデータセンターと顧客企業を専用の広域LANで接続することで、利用企業に設置されたサーバーからもサービスを利用することが可能。NECネクサソリューションズでは、2つのサービスで08年度までに25社の導入を見込んでいる。

NECネクサソリューションズ=http://www.nec-nexs.com/

提供:BCN