日本ブレインウェア、Vine Linux最新パッケージ「4.1CR」を発売

 日本ブレインウェア(本社:東京都豊島区)とProject Vineは、CD1枚でインストールできるコンパクトなLinuxディストリビューションの商用パッケージ「Vine Linux 4.1CR」を2007年2月22日に発売する。2006年11月に公開された「Vine Linux 4.0」に最新バグフィックスを適用し、商用ソフトを付けた。価格は1万5540円。

 通常のインストールCD-ROMのほか、追加アプリケーション集「VinePlus」から選んだソフトウェアパッケージを追加したインストールDVD-ROMを用意した。また、インテル版とPower PC搭載Mac版の2種類のメディアをそろえて1パッケージにまとめた。CD-ROM2枚、DVD-ROM2枚からなる。

 商用日本語TrueTypeフォント(リコー製8書体、ダイナコムウェア製5書体)を搭載。また、インテル版には、商用日本語入力システム「Wnn8 for Vine Linux」「Adobe Reader 7.0.9」「Adobe Flash Player 9」を収録した。30日間のインストールサポートが付属する。

 基本コンポーネントは、Linuxカーネル2.6.16.29、Gnome-2.14.2、GTK+-2.8、GLIB-2.12、X.Org X11R6.9.0など。WebブラウザはFirefoxコミュニティエディション 2.0(Vine Linux 独自ビルド)、メールクライアントはSylpheed-2.2.10、メディアプレーヤーはTotemとBMP(Beep Media Player)を採用した。

 既存ユーザー向けに1万605円(送料込み)で販売する予約キャンペーンを行っている。Webサイトで受け付けており、期間は16日まで。申し込みにはVine Linux従来バージョンのシリアルナンバーが必要。販売目標は1年間で5000本。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ブレインウェア
http://www.n-brain.co.jp/

Project Vine
http://vinelinux.org/