CTC、分析処理能力が従来比10-100倍のデータウェアハウスアプライアンス

　伊藤忠テクノソリューションズ（CTC、奥田陽一社長）は、米Netezza Corporationのデータウェアハウス（DWH）アプライアンスサーバー「Netezza Performance Server（NPS）シリーズ」を1月12日に発売した。

　DWHとは、蓄積した業務データを項目ごとに関連付けて分析するシステム。同シリーズは、サーバーやソフトウェア、データベース、ストレージなどDWHを運用するのに必要な機能をすべて搭載するので、導入コストや運用・保守コストを削減し作業負荷が軽減できる。

　また、HDDやCPU、メモリ、分析ロジックを1つのユニットに集約したデータ検索処理装置「スニペット・プロセッシング・ユニット（SPU）」を備え、HDDとCPU間の通信速度の低下（ボトルネック）を解消する。複雑な検索や分析に対してSPU搭載の複数のストレージが並列処理を行う技術「非対称超並列技術」では、最大896個のSPUを搭載可能。従来システムと比較して10-100倍の速度でデータ分析が行える。

　さらに、ストレージに格納するデータの流れを効率化し、複雑な検索・分析を高速で処理する「インテリジェント・クエリー・ストリーミング技術」は、SPU内のHDDとCPUで処理が可能なので、データベースのチューニングが不要。最短1-2日で導入できる。

　NPSシリーズは、搭載可能SPU数28個・ユーザーデータ最大3TBの「NPS5200」から搭載可能SPU数896個・ユーザーデータ最大100TBの「NPS10800」まで、SPU数とユーザーデータ量が異なる7製品をラインアップ。価格は「NPS5200」が3500万円から。07年度の販売目標は15億円。

伊藤忠テクノソリューションズ＝http://www.ctc-g.co.jp/
Netezza＝http://www.netezza.jp/

提供：BCN