SAPジャパン、ユーザーニーズを取り入れた中小企業向けERPパッケージ

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は1月11日、中小企業向けERP(統合基幹業務)パッケージ「SAP Business One」の最新版、「SAP Business One 2005B」を発売したと発表した。

 「SAP Business One」は財務や管理会計に加えて、販売や仕入れ、在庫管理、顧客管理、営業支援などの機能を備えた中小企業向けのERPパッケージ。財務管理をはじめとする、ビジネスプロセスを自動化。組織を横断して必要なデータにリアルタイムでアクセスすることもできるため、業務の効率化が見込める。

 最新版の「SAP Business One 2005B」では、日本でニーズの高かった機能を30項目以上追加。受注残管理を新たに搭載し、照合機能の拡張や、ヘルプ検索などの操作性を向上させた。また、日本の商習慣に沿った新機能として、伝票の消費税処理の拡張や総額表示、印紙税に対応する機能を搭載した。システムの問題発生防止用に、パフォーマンスに関するデータを自動的に収集・分析するツールも標準搭載した。

SAPジャパン=http://www.sap.com/japan

提供:BCN