ネットワールド、Solaris/SPARCアプリをLinux/Xeonに移行するソフト

 ネットワールド(中村康彦社長)は、Solarisアプリケーション仮想化ソリューション「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」で、CPUがインテルの「Xeon」を搭載したサーバーに対応する製品を、12月8日から出荷開始した。価格はオープン。

 「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」は、Transitive社のハードウェア仮想化技術「QuickTransit」を採用。ソースコードやバイナリーに変更を加えずに、Solaris/SPARCアプリケーションをOSがLinux、CPUはXeonのサーバーで稼動することができる。

 移行先のサーバーでは、Solaris/SPARCアプリケーションの全機能を同じユーザーインターフェイスで動かすため、アプリケーションを変更せずに済み、移行後のサポートにも影響を与えない。

 同時に、Transitive社では、64bit x86ベースのシステムにあるVMware仮想インフラ環境で「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」が稼働できるようになったと発表した。VMwareでは、Solarisアプリケーションはx86版のみ対応していた。

 「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」が利用できるようになったことで、SPARC版の使用が可能になり、ネットワールドが推進するVMwareによるサーバー最適化ソリューションを、多くのSolaris/SPARCユーザーにも提供できるようになった。ネットワールドは、最新の「VMware Infrastructure 3」と「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux」を組み合わせることで、Solaris/SPARCアプリケーションの統合を積極的に進めていく。

 ネットワールドでは、CPUがインテルの「Itanium2」でOSはLinuxのサーバーに対応したソリューション「QuickTransit for Solaris/SPARC−to−Linux/Itanium」も開発。07年第1四半期の出荷開始を予定する。

ネットワールド=http://www.networld.co.jp/

提供:BCN