米Scalixが日本進出、サードウェアと日本法人設立

 Ajaxベースのメール/グループウェア「Scalix」を開発する米Scalixは2006年10月27日、サードウェア(本社:千葉県船橋市)と共同で日本法人「日本スケーリックス」を設立すると発表した。日本語版Scalixバージョン11.0を2007年2月にリリースする予定。

 Scalix社は2002年設立。米Hewlett-Packardの「OpenMail」のライセンスを取得、これをベースにWebメー ル機能などを付加した製品を開発している。Microsoft Outlookのような使い勝手や、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作が特徴で、世界で400社100万ユーザーを超える導入実績があるという。

 現行バージョンのScalix 11は今年8月に発表したもので、検索用インデックス作成機能、ERPやCRMアプリケーションと統合できるWebサービス・インタフェースなどを搭載。Linux上で動作する。

 日本法人は、Scalixの販売やサポートのほか、米本社と共同で日本語対応など国内市場向け製品の開発にも取り組む。所在地は東京都中央区で、開発・サポートセンターは船橋市に置く。資本金は1300万円。代表取締役にはサードウェア代表取締役社長の久保元治氏が就任する。

 SIを通じたソリューション販売と、流通チャネルによるライセンス販売を中心に2007年に7000万円、2008年に2億5000万円の売り上げを目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

米Scalix
http://www.scalix.com/

サードウェア
http://www.3ware.co.jp/

Scalixユーザーコミュニティサイト(28日オープン)
http://www.scalixuser.com/