NEC、米SpikeSourceと提携、オープンソースソフト関連事業を拡大
NECは2006年10月4日、オープンソースソフト導入支援サービスの米SpikeSourceと提携、関連事業を大幅に強化すると発表した。また、提携にあわせて、同社に200万ドル(株式の5%相当)を出資する。NECは、サポートサービスを含めてト関連事業で今後3年間に170億円の売り上げを見込んでいる。
SpikeSourceは2003年設立の新興企業。企業向けに複数のオープンソースソフトの組み合わせ動作検証を行い「基盤スタック」として提供。これらのサポートサービス事業を展開している。独自開発の動作検証自動化ツールなどで、多くの工数が必要とされる検証を短縮できるのが特徴。CEOは、米Marimbaを設立したキム・ポレーゼ氏。
NECはIAサーバ「Express5800」シリーズにSpikeSourceの基盤スタック「SpikeSource Core Stack」を導入したパッケージ製品を11月から出荷開始する。独自管理ツールで、各コンポーネントの導入と更新を一括管理できるという。
当初はLinux版スタックを提供し、追ってWindows版をラインアップに追加する。また将来的には、SpikeSource Core StackにCRMやBI領域などのアプリケーションを組み合わせたソリューションを提供する予定。
また、SpikeSourceは同日、欧州のソリューション・プロバイダー7社との戦略提携も発表している。【鴨沢 浅葱/Infostand】
SpikeSource
http://www.spikesource.com/