NEC、Winny対策などセキュリティを強化したアプライアンスサーバー3機種

　NEC（矢野薫社長）は、インターネット構築用アプライアンスサーバー「Express5800／インターネットアプライアンスInterSec」の新製品3モデルを8月24日に発売した。

　WinnyやShareの遮断機能などセキュリティを強化した中小規模向けファイアウォールアプライアンス「Express5800／SG300c」と、URLフィルタリング機能を搭載したプロキシアプライアンス「Express5800／CS200c」「Express5800／CS500b」をラインアップした。

　「Express5800／SG300c」は、WinnyやShare、WinMX、SoftEtherなどのP2P通信を遮断する「P2P通信制御オプション」を提供。P2P通信の制御を行い、社内からの個人情報や機密情報などの情報漏えいを防止する。通信の遮断は、Winnyなどの暗号化通信を解読して行うため、P2Pソフトだと判別した通信をすべて止めることができる。

　「Express5800／CS200c」と「Express5800／CS500b」は、Webフィルタリングソフト「InterSafe ver.5.0」を搭載。フィッシングサイトやワンクリック詐欺サイトなど、悪質なサイトのURL情報を1日3回以上更新し、迅速な対応が可能になる。また、グループごとに管理者を設定し、ルール作成やログの確認を委任できるため、最規模組織のなかでのグループごとの運用やISP、教育委員会や教育センターなどでの利用にも柔軟に対応する。

　税別価格は、「Express5800／SG300c」が98万円、「Express5800／CS200c」が88万円、「Express5800／CS500b」が158万円。

NEC＝http://www.nec.co.jp/

提供：BCN