日本オラクル、人材管理アプリケーションの最新版「PeopleSoft HCM」
日本オラクル(新宅正明社長)と日本オラクルインフォメーションシステムズ(村上智代表取締役)は8月1日、大手企業向け人材管理アプリケーションの最新版「PeopleSoft Enterprise 9 ヒューマン キャピタル マネジメント(PeopleSoft HCM)」の販売を開始した。ライセンス価格は、社員5000人の企業が導入する場合で3200万円。
「PeopleSoft HCM」は、企業の戦略に合った人材育成を組織的に実行し、人材価値を高め、業務パフォーマンスの最大化を支援するソフト。国内ではまず、戦略的な人材育成を支援する学習管理機能「PeopleSoft Enterpriseラーニング マネジメント(ラーニングマネジメント)」を提供する。「ラーニング マネジメント」を活用することで、企業は従業員の能力とスキルに応じた学習、業務イベントに基づく知識や情報の浸透を促進することができる。
最新版では、特に評価結果に基づく最適な「学習計画機能」、内部統制とコンプライアンス対応のための「社内資格認定機能」などを強化した。今年の冬には「人事・給与管理機能」の最新版も提供する予定。
両社は今後、クロスライセンス契約に基づき、「HCMソリューション」専任組織を日本オラクル内に配置し営業活動を行っていく。オラクルでは、特にグローバルオペレーション、グループ人事や人材開発を必要とする大手企業向けに「PeopleSoft HCM」を販売する。
また、人材管理だけでなく会計、販売、購買にいたるまで統合システムでの利用を前提とする企業には「Oracle E-Business Suite」の人材管理アプリケーション「Human Resources」、中堅企業向けには「Oracle E-Business Suite」の短期導入ソリューション「Oracle NeO」の人材管理システムテンプレートを販売する。
日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/
提供:BCN