米Ohloh:オープンソースソフトの比較サイト
米Ohlohは19日(米国時間)、オープンソースの開発プロジェクトの総覧・比較サイトを開設した。オープンソースが急増、多様化している中で、目的にあったソフトを検索しやすいのがメリット。プロジェクトの総費用の推計値なども表示し、実現性や将来性も評価できるのが特徴だ。
知名度の低いプロジェクトも幅広く網羅。目的のプロジェクトのページを表示すると、ライセンス形態や開発言語などのデータを得られる。スタッフの活動が活発かどうかが分かるグラフも表示され、開発が順調なのか確かめられる。右上の「compare」ボタンを押せば、複数のプロジェクトの比較も可能だ。
総費用の推計欄では、ソースコードの行数(LOC)のほか、推計仕事量を「人月」単位で表示。「Basic COCOMO」と呼ばれる推計モデルを利用して、おおまかな開発コストを試算している。当初は試験サービスという位置づけで、利用者の声を取り入れて改良を続ける。オープンソースと競合する米マイクロソフトの元社員らが中心になって立ち上げており、意外感が広がっている。【南 優人/Infostand】
Ohloh
http://www.ohloh.net/