三井物産、個人が瞬時に特定できるセキュリティソリューション

 三井物産(槍田松瑩社長)は6月7日、米Lancope(ジョージア州、Harland LaVigne CEO)と国内総代理店契約を締結し、ネットワーク不正検知・防御システム「Lancope StealthWatchシリーズ」の販売を開始すると発表した。

 「Lancope StealthWatch」は、独自のNBA(Network Behavior Analysis=ネットワークトラフィック解析)技術を利用して開発した、個人IDベースのネットワークトラフィック解析型セキュリティソリューション。企業ネットワーク全体のトラフィックフローを監視し、動きや振る舞いから、DoS(Denial of Service)やDDoS(Distributed Denial of Service)アタックだけでなく、ウイルスやワーム、悪質なプログラム、非承認アプリケーション、ネットワークの不正利用などをリアルタイムに検知し、これらの防御やその影響度を低減させる処理を自動化することができる。

 三井物産では、これを機に、同社が国内総代理店を務める米A10 Networks(カリフォルニア州、Lee hen CEO)からLancopeへOEM供給されている「StealthWatch ID-1000」についても、子会社の物産ネットワークス(木内一貴社長)を通じて販売・サポートを行う。同社では、「Lancope StealthWatch」に「StealthWatch ID-1000」を導入することで、これまでIPアドレスでしか発信元を特定できなかった不正トラフィックの検知・防御を、個人が瞬時に特定できるユーザーIDによって行うことが可能になるとしている。

三井物産=http://www.mitsui.co.jp/
物産ネットワークス=http://www.foundry.co.jp/
「Lancope StealthWatchシリーズ」=http://www.bussan-networks.com/lancope/info/press/pr06_06_07.html

提供:BCN