フェニックス、BIOS技術生かした情報漏えい対策のスイート製品

 フェニックステクノロジーズ(松島努社長)は、クライアントPCからの情報漏えいを防止するセキュリティソフトのスイート製品「Phoenix Trusted Security Suite」の販売を開始した。

 各PCのデバイス利用状況把握から利用制限までを網羅でき、情報漏えいを包括的に防ぐのが特徴。(1)PCに接続する入出力デバイスの利用状況を調査する「Phoenix TrustTracker(トラストトラッカー)」、(2)入出力デバイスの利用制限や無線LANの使用を制御する「同 TrustShield(トラストシールド)」、(3)PCが社内ネットワークに接続する際に許可の可否を識別する「同 TrustConnector(トラストコネクター)」――の3製品で構成する。

 トラストトラッカーでは、PCに組み込むエージェントソフトなしに現在の利用状況が把握できる。過去に接続されたデバイスについても調べることができる。トラストシールドでは、部署単位やデバイスのメーカーなどで接続許可のポリシーを設定できるため、利便性を損なわせることなくセキュリティを確保できる。価格は、1クライアント6000円から。マスターディストリビュータのネットワールドを通じて販売する。

 根岸正人・市場開発本部長は、「BIOSメーカーとしてのイメージが強いかもしれないが、そのBIOS技術を活用したセキュリティソリューションにも強みを持っている」と強調。スイート製品のリリースによるセキュリティ事業拡大に自信を示した。

フェニックステクノロジーズ=http://www.phoenix.com/japan/

提供:BCN