クリアスウィフト、Linux搭載で低価格のセキュリティ対策アプライアンス

 英クリアスウィフト社の日本法人、クリアスウィフト(山本卓夢代表取締役) は11月9日都内で記者会見を開き、企業の電子メールセキュリティ対策を実現 するLinux搭載のアプライアンス製品「MIMEsweeper SMTP Appliance」4機種を 11月30日に発売すると発表した。販売はNECなどの提携先を通じて行う。

 同社は3年半前からWindowsベースのソフトウェア製品を販売してきた。この ほど欧米に比べてLinuxへのニーズが高い日本市場に、新たにアプライアンス 製品を投入することで、「出遅れていた日本市場で巻き返しを図り、事業拡大 をめざす」(英本社・アンディ・モリス製品マネージャー)としている。

 Linux上にアンチスパム、アンチウイルス、アンチスパイウェア、コンテン ツフィルタリングを搭載。電子メールサーバーのゲートウェイとして設置する 場合でも1時間程度の作業で簡単に導入できるのが特徴。価格は、本社決済が 遅れでまだ正式には決まっていないが、本体と1年間のメンテナンスなどのパ ッケージで、500ユーザーまでの中小企業向け「CS500」が200万円台、1000ユー ザーまでの「CS1000」が400万円台と、低価格で提供する予定。Webベースの管 理画面は、日本語化もほぼ完了しており、来年1月から提供する。

 クリアスウィフトのソフトウェア製品は、世界で1万5000社、日本でも400社 強に納入実績があり、日本の管理ユーザー数は05年3末で50万ライセンスを突 破している。

クリアスウィフト=http://www.clearswift.co.jp/