デル、「Red Hat Enterprise Linux 3」搭載サーバーを販売、サポート開始

デル(浜田 宏社長)は3月2日、同社のサーバー「PowerEdge」シリーズにおいて、レッドハットのエンタープライズ向け最新OS「Red Hat Enterprise Linux 3」プリインストールモデルの販売およびサポートを開始した。同時に、BMCソフトウェアおよびコンピュータ・アソシエイツと協力し、システム管理の強化とソフトウェアの連携を進めていく。

デルでは、UNIXの代替ソリューションとして、LinuxベースのIAサーバーとの連携によってシステム全体のパフォーマンス向上を図る「スケーラブル・エンタープライズ」戦略を推進し、企業の基幹システム構築を支援している。

今回、このLinuxソリューション強化の一環として、「Red Hat Enterprise Linux 3」搭載モデルを発売することにした。新製品の「PowerEdge 700」、「PowerEdge 750」から上位モデルの「PowerEdge 6600」、「PowerEdge 6650」を含めた広い機種で同OSのプリインストールを開始する。これによって、ユーザーは、同OSサーバー向け製品を、デルが推奨する最適なハードウェア環境で利用できるようになる。

また、同OSプリインストールモデルには、新たに標準で3年間の電話でのソフトウェアサポートサービス「DirectLine」を提供する。「DirectLine」では、同OSのインストール方法や機能説明などを行う。ハードウェアとオペレーティングシステムを一括して同社がサポートすることで、Linuxの高度な機能を基幹系システムなどでも安心して利用できるようにする。

なお、BMCソフトウェアおよびコンピュータ・アソシエイツとの協力体制では、両社が提供するエンタープライズシステム管理ソフトウェアとデルのサーバー管理ソフトウェア「OpenManage」との連携を図っていく。現在、両社のシステム管理ソフトウェアにおいて、Linuxの動作検証を進めており、これらのソフトウェアと「OpenManage」を組み合わせることで、サーバーだけでなく、アプリケーションからネットワーク環境までトータルなシステム管理が可能になる。

デル=http://www.dell.com/jp/
BMCソフトウェア=http://www.bmc.com/ja_JP/
コンピュータ・アソシエイツ=http://www.caj.co.jp/