沖電気とテンアートニ、高信頼性Linuxソリューション分野で提携

沖電気工業(篠塚勝正社長)とテンアートニ(喜多伸夫社長)は10月9日、Webトランザクションシステム分野におけるLinuxソリューションビジネスのさらなる市場拡大と顧客向けサービスメニューの拡充を目的に、戦略的パートナー契約を締結することで合意したと発表した。

これにともない、両社は、HA(High Availability:高信頼性)Linuxソリューションを実現する製品の販売、サポートサービス/プロフェッショナルサービスの提供、および技術支援を12月から開始する予定。

今回の提携は、Webトランザクションシステム分野において、新たにHA Linuxソリューションを創出することでビジネス強化を図りたい沖電気と、Linux市場を拡大し、サポート体制を確立させたいテンアートニの戦略が一致したことによるもの。

具体的には、沖電気が提供するWebトランザクションシステム関連製品の「BEA WebLogic」や「BEA Tuxedo」などと、テンアートニのLinux関連製品「Red Hat Enterprise Linux」および「LifeKeeper for Linux」を組み合わせたHA Linuxソリューションを両社共同で創出していく。

とくに、オープンソースプラットフォームにおいて求められる製品の相互接続性の確認や、機能およびパフォーマンスの検証作業を両社で実施し、ユーザーが安心して導入、運用できるソリューションを実現する。さらに、沖電気のWebトランザクションシステムの豊富な構築実績や、テンアートニの高いLinux技術力を生かし、ユーザーにとって付加価値の高いサービスを提供していく。

今後、両社では、ソリューションプロモーションのために各種セミナーやトレーニングを共同で開催し、関連サポートサービスの販売拡大とメニュー内容の拡充を図る。

沖電気工業=http://www.oki.com/jp/
テンアートニ=http://www.10art-ni.co.jp/