NEC、ドイツ気候計算センターに世界最大規模のデータ管理システム納入
NECは10月2日、ドイツ気候計算センター
(Deutsche Klimarechenzentrum GmbH)にLinuxベースの
世界最大規模となるデータ管理システムを納入したことを発表した。
このデータ管理システムは、Intel Itanium 2搭載の高性能サーバ 「TX7」、階層型データ管理ツール「Legato DiskXtender」、 「Oracle 9i Database」およびOSとして「Red Hat Enterprise Linux」が 採用されている。 これらをNECの科学技術計算用データ共有システム「GFS(Global File System)」 により統合運用し、24ノードのNEC製スーパーコンピュータ「SX-6」により 生成される大容量の気候シミュレーション結果のデータの管理および データ共有などに利用するという。
ドイツ気候計算センターでは、スーパーコンピュータ「SX-6」と今回の データ管理システムから構成されるHPCシステムにより、 局地的な範囲から地球規模に至る範囲の数値モデルによる 気候シミュレーションを行う。保存データ量が約4ペタバイトとなり、 今後1日ごとに数テラバイトずつデータ量が増加することが見込まれて いる。