SuSEの新バージョン、10月24日リリースに
その他にも、前のSuSE Linux 8.2バージョン(半年前にリリースされた)からいくつかの変更がなされている。たとえば、既存のNTFSパーティションのパーティション・サイズを小さくして、Linux用のディスク領域を確保できるようにするツールが含まれている。今度の新しいソフトウェアはNTFSパーティションを自動的に検出して、それをLinuxデスクトップ上で使用できるようにしてくれる。
さらに、LucentとIntelのチップセットをベースにしたWinModemのサポートが改良され、DSL接続の自動検出が追加されている。また、USBデバイスの認識が改良され、印刷されたドキュメントが1,050ページに増えている。
ソフトウェアについて言えば、KDE 3.1.4、OpenOffice.org 1.1、k3b DVD/CDライティング・ツール、および拡張版のオーディオ・ソフトウェア・コレクションが含まれている。新しいSuSE System Doctorレスキュー・システムは、システムにとって重要なファイルが誤って破壊または削除されたときにシステムを復元してくれる。SuSEのYaST管理ツールはすっきりした見た目になっており、Samba 2.2.8aとNTPの同期化をサポートしている。オペレーティングシステム自体はSuSE最適化Linuxカーネル・バージョン2.4.21をベースにしている。
8.0以前のSuSE Linuxを使用している人たちはアップグレードを行うようDyroff氏は勧めている。そうすれば、最新バージョンのソフトウェアと新しいツールが使用できるようになる。彼によれば、SuSEの大部分の顧客は2つか3つのバージョンを見送ってから更新に踏み切るのだという。
入手方法と価格
SuSE Linux 9.0はSuSEのオンライン・ショップおよびソフトウェア販売店で10月24日から購入できるようになる。価格は前のバージョンと同じで、SuSE Linux 9.0 Personalが$39.95、SuSE Linux 9.0 Professionalが$79.95、そして新しいSuSE Linux 9.0 Professional for AMD64が$119.95となる。アップデート・バージョンはオンラインで$50で購入できる。