日本HP、国内最大級の科学技術計算用ブレード型IAサーバシステム納入

日本ヒューレット・パッカード(社長:樋口 泰行、略称:日本HP) は9月25日、 東京大学素粒子物理国際研究センター(略称:ICEPP)へ ブレード型IAサーバ「 HP ProLiant BL20p G2」を108台(計216CPU)で 構成する科学技術計算用システムを受注し、本格稼働を開始したことを 発表した。

ICEPPは、今回のシステム選定にあたりシミュレーションデータの大量発生 に対応できる高速な計算処理能力やそのデータ解析のために必要な入出力 性能、ネットワーク分散ファイルシステムのテストのための高速ネットワーク 転送能力などを重要視していたが、ProLiant BL20p G2が高密度のシステム 構築を可能にする最新のブレード型IAサーバ製品で、省スペース、 省電力で高速計算処理能力を発揮でき、必要条件を十二分に満たしていたという。

ICEPPでは、ProLiant BL20p G2およびLinuxによるクラスタシステムを 構築し、多数のLinuxの運用管理に関する研究開発や、 シミュレーションデータの大量生成とそのデータ解析などを行うという。 また、将来的にはブレード型サーバによる数千CPU規模のシステムを導入 する計画。