米RedHat、2003年第2四半期はEnterpriseビジネスが引続き好調で収益増

Red Hat(Nasdaq:RHAT)は9月18日、 2003年第2四半期(6-8月)の決算を発表した。

第2四半期の売上は2880万ドルとなり、純利益は330万ドルの好調な決算 を報告。第1四半期 の売上2720万ドルからは微増に留まったが、純利益は150万ドルから大幅に 増加した。前年同期は、売上2120万ドルで190万ドルの損失を出していた。

Red Hatは決算の発表内で、前四半期の間に、Red Hat Enterprise Linux製品 で2300件の新規契約を獲得し、同製品を利用する契約者の総数が2万6000社と なったことも明らかにした。Enterpriseビジネスの売上が2400万ドルと報告 されていることからも成長の度合が伺い知れる。また、 組み込みビジネスが170万ドルの売上に留まっていることからも、Red Hatの ビジネスがEnterpriseビジネスへの集中化が引続き進行していることが伺える。 10月には、IBMメインフレーム、Intel Itaniumまでもサポートに入る Red Hat Enterprise Linux 3の発売が控えていることから、第3四半期はさらに 売上が伸びる可能性がある。

Red Hatの発表を受けて、翌19日のNasdaq市場ではRed Hat株が この1年で最高値となる1.48ドル高(+17.62%)の9.88ドルで取り引きを 終了した。