ネオジャパンと日本IBM、ISV対象の新パートナー・プログラムで協業

日本IBM(大歳卓麻社長)とネオジャパン(齋藤晶議社長)は9月18日、全世界でIBMが展開を開始したISV(独立系ソフトウェアベンダー)を対象とする新パートナー・プログラム「ISV Advantage Agreement」の国内第1号として協業を開始すると発表した。

「ISV Advantage Agreement」は、中小規模のユーザー向けに優れたソリューションを新たに提供することで、IBMのミドルウェア(WebSphere、DB2)上で稼動するISVソリューションの開発を促進し、マーケティング費用の援助、検証施設の貸し出しなど同ソリューション製品の販売・マーケティング活動をパートナーと協業して行っていくことが目的。

今回の協業では、IBMのデータベース「DB2(DB2 UDB Workgroup Server Unlimited Edition)」と、ネオジャパンのWebグループウェア製品「desknet’s」のエンタープライズ版を組み合わせた製品を中堅・中小企業市場に投入していく。

すでにネオジャパンでは、利用規模が500ユーザー未満の企業向け「desknet’s Express」と、500人から1000人規模を対象とした「desknet’s ExEx(Express Extend)」の2製品を提供開始した。

「desknet’s Express」は、DB2を含む価格が250万円(サーバーは1CPU)と、同程度の規模を対象としたグループウェア製品に比べて40%から50%の低価格(500ユーザーの場合)を実現。稼動環境は、Windows 2000/2003およびLinux(RedHat、Turbo)。「desknet’s ExEx」は、価格が480万円(サーバーは2CPU、DB2含む)で、Expressの稼動環境に加え、AIXとSolarisに対応している。

今後、日本IBMとネオジャパンの両社は、10月中旬に東京と大阪でセミナーを開催するほか、渋谷の日本IBM Software CoC(Center of Competency)で毎月定例セミナーを共催するなど、共同でマーケティング活動を進めていく。

ネオジャパン=http://www.neo.co.jp/
日本IBM=http://www.ibm.co.jp/