クワンティとユニアデックスなど3社、Linuxセキュリティ分野で技術提携

クワンティ(寺澤陽一郎社長)とシステム運用管理ソリューションを提供す るヌリテレコム(鈴木真幸社長)、およびITサービス専門企業のユニアデック ス(福永努社長)は9月17日、Linuxセキュリティ分野において技術提携したと 発表した。

今回の技術提携によって、クワンティの組込型エンジン「Qloc Engine」と ヌリテレコムの統合運用管理ツール「Net-ADM」を連携した「Linuxセキュリテ ィホール・パッチ自動適用ソリューション」を、10月から提供開始する。ユニ アデックスは、販売と同時にサーバー構築のコンサルテーションから設計、導 入、運用までの一貫サービスを提供していく。

今回提供開始する「Linuxセキュリティホール・パッチ自動適用ソリューシ ョン」では、「Qloc Engine」が、Linux OSおよびアプリケーション用パッチ ファイルの取り込みと適用を完全自動で行う。また、「Net-ADM」が適用状況 を常時監視するため、遠隔地の管理者に直ちに連絡することができる。

2つの製品をシームレスに連携することで、複数のLinuxサーバーへのセキュ リティホール・パッチ適用にかかっていたオペレーションコストを大幅に削減 し、かつシステムの安全性と信頼性を大幅に向上する統合運用管理環境を実現 する。

主な機能は、(1)セキュリティホール・パッチリリースチェック機能、(2)GU Iによる素早いセキュリティホール・パッチ適用指示と、簡単オペレーション、 (3)パッチ適用結果の確認機能、(4)パッケージリストの取得とレポーティング 機能――など。

提供価格は、「Qloc Engine」と「Net-ADM」、およびコンサルテーションと 構築サービスを含め、5サーバー対応で200万円から。

同社では、複数Linuxサーバーを運用管理するユーザーやLinuxサーバーへの セキュリティホール・パッチ適用作業負荷を軽減したいユーザーを対象に販売 を行っていく。

クワンティ=http://www.qwanty.com/
ヌリテレコム=http://www.nuritelecom.co.jp/
ユニアデックス=http://www.uniadex.co.jp/