NTT-MEと日本HP、中小事業所のIT化に向けた各種ソリューション提供で協業

NTT-ME(石川 宏社長)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP、樋口泰 行社長)は9月11日、中小企業や地方自治体などに「Windows Server 2000/20 03」およびLinuxサーバーの導入促進を図り、e-Japanの発展に向けたIT化の推 進において協力していくことを発表した。

NTT-MEでは、これまでも中小企業や地方自治体などの中小事業所に向け、「 Windows Server 2000/2003」を中心に、各社のサーバー導入およびソリュー ション提供を行ってきた。しかし、Linuxサーバーへの需要が高まるなか、Win dowsとLinuxの双方に対応し、信頼性が高く、コストパフォーマンスに優れたI Aサーバー製品を取り扱う必要性が増加していた。

一方、日本HPでは、「HP ProLiant」ファミリにおいて、さらなる顧客満足 度向上に向けた新施策「ProLiantレボリューション」を展開するなど、信頼性 と価格競争力に優れたWindows/Linuxサーバー製品として同製品を全国の中小 事業所に広く展開するため、これらの市場に強いパートナーを模索していた。

こうした背景に加え、両社はすでに、SE人材育成において協業関係にあった ことから、育成した人材を活用したさらなる協力関係を築くため、今回、中小 事業所に向けた日本HPのサーバー製品を軸とする各種ソリューション提供に向 けて協業することにした。

今後、NTT-MEは、日本HPの正規販売店として、中小規模オフィス向けサーバ ー「ProLiant 300」ファミリおよび「tc2120」を中心に顧客に提供するほか、 「Windows NT Server 4.0」から「Windows Server 2000/2003」への移行支援 および、移行時の「ActiveDirectory」構築などについても積極的に取り組ん でいく。

また、ユーザー個別のシステムインテグレーション案件や、中小事業所に最 適なネットワークストレージ製品(NAS)、LAN製品(ルータ、スイッチ)など の関連機器への要望にも応えていく予定。

さらに、相互に協力し、サーバー単体だけでなく、ERP、CRM/SFAパッケー ジなどの各種業務アプリケーションや、VoIP電話などのIP通信サービスを含め た中小事業所向けの各種ソリューション、サービスなども併せて提供していく。

NTT-ME=http://www.ntt-me.co.jp/
日本ヒューレット・パッカード=http://www.hp.com/country/jp/