富士通、理化学研究所へ世界最高性能のLinuxクラスタ納入へ

富士通は7月31日、 理化学研究所(理事長:小林 俊一様)から総演算性能:12.4TFLOPS、 2,048CPU構成を誇る世界最高性能のLinuxクラスタシステムを受注したことを 発表した。最新の「TOP500」では世界第三位となる。

今回納入が決定したシステムは、Linuxクラスタとして世界最高性能を 誇るだけでなく、Grid技術を駆使することで、理化学研究所の研究拠点で ある中央研究所、横浜研究所、神戸研究所、播磨研究所などを結んだ 計算機システムとなる。さらに、文部科学省が 2001年度から開始した仮想的な共同研究環境を実現するプロジェクト であるITBL計画の計算ノードとして接続され、ITBL参加各機関である 物質・材料研究機構、防災科学技術研究所、航空宇宙技術研究所、 日本原子力研究所、科学技術振興事業団などからも計算機資源を 共有することが可能となる予定。