Kroupware Projectが終了、Kolabグループウェアサーバーがリリース

Kroupware Projectを構成する 独Erfrakon、 独Intevation GmbH、 スウェーデンの Klaralvdalens Datakonsultは7月25日、プロジェクトを終了し、 Kolabグループウェアサーバーのリリースを発表した。

Kroupware Projectはドイツの政府機関からとの契約によって、 2002年の9月から三社によって開始されたKDEベースのグループウェア ソリューションの開発プロジェクト。Erfrakonがサーバー・インプリ メンテーション、Klaralvdalens Datakonsultがクライアント・インプリ メンテーション、Intevationがプロジェクト管理を担当している。

今回、Kroupware Projectとしての活動を終了し、Kolabシステムのリリースを 宣言した。

Kolabシステムは、電子メール、スケジューラ、タスク管理 などのグループウェア機能を提供するもの。Kolab Server 1.0は、 ウェブ管理インターフェース、共有アドレス帳、IMAP4とPOP3のメール アクセスなどを提供し、OpenLDAP、Postfix、Cyrus IMAP、Apache、 ProFTPd、SASLといったフリーソフトウェアを含む形となっている。 また、Kolab Client 1.0.1は、KMail、KOrganizer、KAddressbook、 KPilotといったKDEコンポーネントを結合する形で、グループウェアの クライアント機能を提供する。

開発への参加、ダウンロード等は KolabのWebサイトより可能。