DISが「Linuxテクノセンター」開設、急増するLinux需要への対応強化

ダイワボウ情報システム(DIS、松本紘和社長)は、大阪市内に「Linuxテク ノセンター」を開設し、Linuxへの取り組みをさらに強化すると発表した。

「Linuxテクノセンター」は、同社が日常的に取り組む各企業や公共自治体、教育機関向けのIT投資案件において、Linux関連の案件が確実に増えつつあることから、今後拡大が予想されるインターネット分野を含め、Linux関連プロダクトへの要望に応えられる販売推進体制を拡充・強化することが目的。22日から本格稼働を開始した。

DISグループでサービス&サポートを担当しているディーアイエステクノサービス(尾木威社長)のコンタクトセンター内(大阪市淀川区)に設置し、実際の運営も同社に委託する。Linuxに対する商品的、技術的な問い合わせの受付や対応、Linux案件導入時のキッティング・設定作業、サーバー構築、検証情報の提供などを行う。

サポート要員は、LPIC(Linux Professional Institute Certified)やRHCE (RedHat Certified Engineer)の資格取得者を配置し、今後ビジネス規模に合わせ拡充していく予定。

すでにクワンティ(寺澤陽一郎社長)製の「Qloc(クロック)」シリーズの問い合せ対応を開始しており、引き続きサポート製品と内容を充実していく。なお、同センターは当面、DISグループ内対応を中心とするが、今期中にはサポート契約を締結した取引先の販売店からの直接問い合わせなどにも対応していく計画。

さらに同社では、Linuxサーバーの需要増にもグループを挙げて取り組み、サービス&サポートを基軸とした拡販に注力していく方針。とくに同社が得意とする中小・SOHO市場への普及を目指し、ビジネス領域を拡大する。

具体的には、企業規模500人までのインターネットサーバーソリューションの推奨モデルの提案などをベースに、この分野で初年度2億円の売り上げを目指す。

同社では、今後もグループの総合力を武器に販売店各社とのパートナーシップを推進、併行して、現在取り組んでいる365日・年中無休対応の電話サポート、オンサイトレスキューなど、サービス&サポート体制を生かしながら、Linux関連ソリューションを含む物件の導入・運用のトータルサポートに注力していく考え。

ダイワボウ情報システム=http://www.pc-daiwabo.co.jp/