Linus Torvalds、Transmeta社を休職してLinuxに専念

Torvaldsは、6月17日早朝の linux-kernelメーリング・リストへの投稿の中で、「6年以上勤めたTransmetaを休職して、フルタイムでカーネルに取り組むことに決めた」と公表した。

続けて「Transmetaは、Linuxに尋常でない時間を割いている私を容認してくれていた。しかし、自分が最近行った「本当の」仕事の少なさを考えると、なんだか申し訳なく思えてきた。これを解決するために、代わりにOSDLで働いて、Linuxを本職にしようと決めた」と書いている。

OSDL(Open Source Development Lab)は、自らを「Linuxの普及推進を目標とした、主要テクノロジ企業の非営利の世界的コンソーシアム」と位置付けている。

OSDLは今年4月、コンピュータ業界の重鎮であるStu CohenをCEOに任命した。NewsForgeは4月21日、Cohenにインタビューを行った。

OSDLは is sponsored by Linuxに関連のある企業がスポンサーになっている。これらの企業とは、Alcatel、Cisco、Computer Associates、Dell、Ericsson、Force Computers、Fujitsu、HP、Hitachi、IBM、Intel、Linuxcare、Miracle Linux Corporation、Mitsubishi Electric、MontaVista Software、NEC Corporation、Nokia、Red Hat、SuSE、Toshiba、そしてVA Software(NewsForgeの親会社)だ。

Torvaldsはこのメールの中で、彼のLinux関連の活動をサポートしてくれたTransmetaに対する感謝の意を、次のように記している。「Transmetaは、Linuxに尋常でない時間を割いている私を容認してくれていた。しかし、自分が最近行った「本当の」仕事の少なさを考えると、なんだか申し訳なく思えてきた。これを解決するために、代わりにOSDLで働いて、Linuxを本職にしようと決めた」

彼が「つまらない」と形容する公式なプレス・リリースは、TransmetaとOSDLによってまもなく発表される予定だ。両社についてTorvaldsは、「Transmetaにはとても感謝している。すばらしい職場だった。そして、OSDLもそうであることを期待しているよ」と述べ、メールは次のように締めくくられている。

「グスン。実は涙目になってるんだ」