日本IBM、国内最大級のLinux検証施設を開設

日本IBM(大歳卓麻社長)は5月22日、国内最大規模のLinuxの検証施設「Lin uxコンピテンシー・センター(Linux CoC)」を、今年第3四半期に自社の箱崎 事業所に開設すると発表した。

同センターを通じて、Linuxにかかわるソリューションの総合的な検証環境、 およびコンサルティングや技術サポートを顧客に提供することで、飛躍的に増 大するLinuxビジネスのニーズに対応していく方針。さらに、これまで以上に 即応性、柔軟性、回復力が求められる新しい企業経営モデルに対応できる新し いITインフラ「e-business on demand」環境の実現を目指す。

センター内には、IBMのメインフレームからUNIXサーバー、統合ビジネスサ ーバー、IAサーバーなどの「IBM eServer」全製品のラインアップと、ストレ ージやネットワーク機器に加え、他社製UNIXサーバーなども設置。Linuxの種 類としては、SuSE、ターボリナックス、レッドハット、ミラクル・リナックス に対応する。

主な検証内容としては、(1)他社製プラットフォームシステムのLinuxへの移 行技術相談、(2)他社製プラットフォームシステム上のサンプルアプリケーシ ョンのLinuxへの移行および稼動検証(無償)、(3)他社製プラットフォームシ ステムのLinuxへの移行システム検証、(4)Linuxソリューション・デモ、(5)主 要ソフトウェア提供会社のLinuxソリューションの評価検証、(6)新規ソフトウ ェア提供会社のソリューションのLinuxへのポーティング支援──などを予定 している。

同センターを利用することで、顧客は、他のプラットフォーム上で稼動する システムのプログラムの一部を無償でLinux環境に移行し稼動検証することが 可能となるほか、新規に検討しているシステムやソリューションもLinux稼動 環境で事前に検証できるため、検証済みのソリューションを安心して利用でき るようになる。

なお、同社は「Linux CoC」開設に先駆け、Solarisなどの他社プラットフォ ームで稼動するシステムのLinux環境への移行を推進する専門部隊「Linux移行 推進室」を5月に新設し、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを含めた統 合的なLinux移行ソリューション推進に向けた活動を開始している。

日本IBM=http://www.ibm.co.jp/