Linux勧告ウォッチ - 2003年5月9日

今週はsamba、file、tcpsec、krb5、vnc、snort、epic4、balsa、leksbot、libgtop、fuzz、openssh、MySQL、mod_auth_anyに対する勧告が公開された。配布元にはSCO、Conectiva、Connectiva、Debian、Gentoo、RedHatが含まれる。

今週のニュースレターはいくつかの点を変更した。まず、セキュリティ勧告をパッケージ順ではなく配布元順に並べ替えるようにした。その目的は、読者が自分の配布元についての情報を見つけやすいようにすることだ。また、それぞれの勧告に関する説明を短く、情報的なものにした。たとえば、一部の弱点について非常に詳しく説明し、残りの弱点については説明しないというやり方をやめ、すべての勧告に対してすべて同程度の説明を記載するように努力した。このような変更によって、このニュースレターが読者にとってより役立つものになることを願う。

さらに、毎週のニュースレターには、特に重要な勧告、セキュリティ・ニュース、意見、ヒント、リサーチ、その他読者にとって興味があるであろうことに対する解説を含める。

何か意見をお持ちの方はぜひお寄せいただきたい。私たちは今、このニュースレターの品質を高めるための3段階にわたる構造改革の第1段階にいる。私たちの目的は、簡単にアクセスでき、セキュリティ勧告情報を入手するための1つの場所を提供することだ。読者の仕事を楽にするために、私たちに何ができるだろうか。読者はこのニュースレターに何を望んでいるのだろうか。このような変更を読者はどう思うのだろうか。このほかに、品質向上のための提案はないだろうか。

読者の声をぜひお送りいただきたい。
newsletter-admins@linuxsecurity.com

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[ Linux Advisory Watch ] – [ Linux Security Week ] – [ PacketStorm Archive ] – [ Linux Security Documentation ]

SCO
Conectiva
Debian
Gentoo
Red Hat

Linux勧告ウォッチは、今週公開されたセキュリティの弱点の概要をまとめた包括的なニュースレターである。更新済みパッケージへのポインタと、それぞれの弱点についての説明を含んでいる。

配布元: SCO
2003/5/7 samba
複数の弱点

このアップデートは、sambaの複数の弱点を修正する。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/caldera_advisory-3240.html

2003/5/7 file
バッファ・オーバーフローの弱点

fileコマンドは、悪質な細工を施されたバイナリを渡されたときに、バッファ・オーバーフローの弱点が生じる。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/caldera_advisory-3241.html

2003/5/7 tcpsec
SYN+FINパケット破棄の弱点

SYNビットとFINビットの両方が設定されたTCPパケットを許可すると、攻撃者がファイアウォールを回避する可能性が非常に高くなる。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/caldera_advisory-3242.html

配布元: Conectiva
2003/5/5 krb5
複数の弱点

暗号化に関する弱点、バッファのオーバーフローとアンダーフロー、長さチェックの欠陥、整数符号の弱点が修正された。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/connectiva_advisory-3232.html

2003/5/5 vnc
複数の弱点

暗号化に関する弱点、バッファのオーバーフローとアンダーフロー、長さチェックの欠陥、整数符号の弱点が修正された。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/connectiva_advisory-3233.html

2003/5/7 snort
整数オーバーフローの弱点

Snortには整数オーバーフローの弱点があり、リモートから悪用される可能性がある。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/connectiva_advisory-3243.html

配布元: Debian
2003/5/5 epic4
バッファ・オーバーフローの弱点

悪質なサーバが特殊な応答文字列を作成し、クライアントにバッファ境界を越えて書き込みを行わせる可能性がある。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/debian_advisory-3231.html

2003/5/6 balsa
バッファ確保ミス(off-by-one)の弱点

Byrial Jensenは、MuttのIMAPコードにいくつかのバッファ確保ミス(off-by-one)によるバッファ・オーバーフローを発見した。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/debian_advisory-3235.html

2003/5/6 leksbot
不適切なsetuid-rootの実行

パッケージングのエラーにより、/usr/bin/KATAXWRプログラムは間違ってルートにセットUIDされた状態でインストールされていた。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/debian_advisory-3236.html

2003/5/7 libgtop
リモート・バッファ・オーバーフローの弱点

リモートのマシンをモニタするのに使うgtopデーモンに、そのデーモンのプロセスの権限で任意のコードを実行可能なバッファ・オーバーフローが存在する。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/debian_advisory-3244.html

2003/5/7 fuzz
ローカル特権のエスカレーションの弱点

Joey Hessは、fuzzが一時ファイルを不注意に生成していることを発見した。このバグは、攻撃者によってfuzzを起動したユーザの権限を取得するのに使われる可能性がある。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/debian_advisory-3245.html

配布元: Gentoo
2003/5/2 openssh
情報露見の弱点

Mediaservice.netは、OpenSSHに、脆弱なシステム上にいる有効なユーザの情報を攻撃者が識別できるバグを発見した。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/gentoo_advisory-3226.html

配布元: RedHat
2003/5/2 MySQL
複数の弱点

MySQLに二重freeの弱点とルート特権を得る弱点が発見された。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/redhat_advisory-3227.html

2003/5/2 mod_auth_any
任意のコマンド実行の弱点

リモートの攻撃者が任意のコマンドを動作中のWebサーバ上で実行できる弱点が発見された。
http://www.linuxsecurity.com/advisories/redhat_advisory-3228.html