大塚商会、「SMILEαAD」シリーズのLinux対応版を発売

大塚商会 (大塚裕司社長)は5月8日、ERPパッケージ「SMILEαAD」シリーズのLinuxデータベース対応版を5月12日に発売すると発表した。

今回発売する「SMILEαAD」Linux対応版は、テンアートニと共同開発した「 SMILEαAD」シリーズのアドオンツール「Linux Oracle Packagefor SMILE」を 利用することで実現したもの。

このツールは、従来の「SMILEα for Linux」のWindowsクライアントで動作 するアプリケーションプログラム部分と、Linuxサーバーで動作するデータベ ース部分を明確に区別して開発されており、データベースに日本オラクルの「 Oracle9i Release 2」と、Oracleデータベースに最適化されたミラクル・リナ ックスの「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1」を採用した。

同ツールを利用することで、他のプラットフォーム製品と比べ、検索・更新 のパフォーマンスを最大70%向上することができる。また、「MIRACLE LINUX 」に対応した「samba」を利用することで、Windowsのクライアントアクセスラ イセンス(CAL)を購入することなく、ファイルサーバー、プリンタサーバー 機能が利用可能となり、基幹業務システムの高品質化とコストパフォーマンス の強化を図ることができる。

製品価格は、「SMILEαAD 販売管理」Linux対応版が90万円/2クライアント、 「SMILEαAD 財務管理」Linux対応版が65万円/2クライアント、「SMILEαAD 給与管理」Linux対応版が65万円/2クライアント、「SMILEαAD 顧客管理」Li nux対応版が60万円/2クライアント。

同社では、Linuxを利用した本格的な業務アプリケーションとして、初年度3 00本の販売を目指す。

大塚商会=http://www.otsuka-shokai.co.jp/