Dalai Lama(ダライ・ラマ)がYellow Hat Linuxを発表

ダルマシャーラー、インド、2003年4月1日 – 本日、Dalai LamaがYellow Hat GNU/Linuxの公式リリースを発表した。Gelugpa(チベット仏教の「Yellow Hat」宗派)が開発したこのGNU/Linuxディストリビューションは、慈悲心と協調性が向上するように作られている。Dalai Lama曰く、「フリーソフトウェアの共有体験は、他の存在に対する慈悲心の原理を全人類に教えてくれる。ソフトウェアは公式化された知識であり、GNUの精神で知識を共有することは人類の責務である。GNU/Linuxシステムを利用すれば、コンピュータを使用している間に、慈悲に至る道を知ることができる」(編注:4/1ネタの翻訳である。)
Yellow Hat GNU/Linuxは、チベット語をサポートしてるだけでなく、仏教典の豊富なライブラリをチベット語、中国語、英語で備えている。チベット語と中国語のバージョンはパブリックドメインである。また、新たに英語への翻訳が行われ、フリーライセンスに基づいてリリースされた。「ユーザはプログラミング技術の面で進歩すると同時に、悟りへも近づくことになる」とDalai Lamaは述べる。ユーザを涅槃の境地に導くため、GELUGPA(GNU-Enlightened-Linux User Groups for Passion Abatement)という一連のユーザグループも設立される。

プログラマがすでに悟りを開いている場合は、「自我から解放されたプログラミング」と呼ばれるものが可能になり、Dbuデバッグ環境を使えるようになる。自我から解放されたプログラミング専用に開発されたこの統合開発環境は、万物が本質的に1つのものであることも思い出させてくれる。DbuはDbuというチベットの行政地区名から取ったもので、「フード」の「ウー」の部分と同じ発音になる。画面を見て「ウー」とうなっているプログラマを見かけたら、そのプログラマはおそらくDbuを使っているか、使いたいと願っているはずだ。

Yellow Hat GNU/LinuxのソースコードはCD-ROMに収録されている。オフィスの壁を飾る手書きの詩の一節として、選び抜かれた美しいコードの数々を注文することもできる。

中国当局は、Dalai Lamaの写真が含まれているとして、このディストリビューションの配布を即座に禁止した。しかし、Yellow Hat開発グループに言わせれば、実際にはPhil Silvers[訳注:フィル・シルバース=米国俳優]の写真であり、映画の上映前にDeCSSが披露できるように収録したとのことである。

中国当局のスポークスマンは、「Yellow Hat GNU/Linuxが中国で人気を博すことはありえない」と断言した。プレリリースバージョンがすでに西蔵自治区、青海省、甘粛省の一部で広く使用されているという報告を突きつけられたスポークスマンは、「そんなものに意味はない。実際にはどれもチベットの一部にすぎない」と述べた。

一方、Red Hat宗派がどのような反応を示すと予想しているかを質問されたDalai Lamaのスポークスマンは、「NyingmaというRed Hat宗派にはさまざまな点で我々との不一致があるが、チベットの全宗徒がDalai Lamaをチベット人の指導者として尊敬している。したがって、彼らにはソフトウェア分野への進出に関して我がGelugpa宗派を批判してほしくないと考えている」と答えた。

Yellow Hat宗派がChurch of Emacsとの統合を計画しているという噂に関しては、Dalai Lamaのスポークスマンはコメントを拒否した。

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Dalai LamaとGNU/Linuxを関連付けたのはエイプリルフールである。Dbuの発音が「ウー」であるいう事実が得られたにすぎないとしても、チベットに関する背景知識が正確になったことをMary Fischerに感謝する。Phil Silversについては http://www.mtgmedia.com/more_intl_business_protocol.htmを参照してほしい。