GNOME 3.2を採用した「openSUSE 12.1」RC1リリース、正式版は11月16日に
openSUSE開発チームは10月24日、次期版「openSUSE 12.1」の初のリリース候補(RC1)を公開したと発表した。32ビットと64ビットがあり、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
openSUSEは11月11日に正式版公開を目指して開発が進められていたが、9月、systemdをデフォルトにする作業に手間取っていることなどから、開発の遅れを明らかにしていた。正式版公開については、9月当時は最初の目標どおりとしていたが、その後、5日遅らせて11月16日に公開予定と変更している。
今回公開されたRC1は当初、10月18日に公開を予定していたものとなる。Linuxカーネルはリリースされたばかりのバージョン3.1を採用、デスクトップは「GNOME 3.2.1」、「KDE Plasma Workspace 4.7」をサポートする。Xfce、LXDEなどもアップデートした。
また、システム起動時の初期化プロセスを制御するsystemdやブートローダーGrub2によりブートプロセスが改善されている。 米Googleのプログラミング言語「Go」サポートも実現した。
そのほか、Linuxファイルシステムbtrfベースのスナップショット管理ツール「Snapper」が新たに加わった。ファイルシステムのスナップショットとロールバック機能を持つツールで、ファイルの変更履歴を把握できるという。
開発チームでは正式版までにRCを2回リリースする計画で、RC2は11月3日を予定している。
openSUSE
http://www.opensuse.org/