静かなメモリ破損の脆弱性を修正した「PostgreSQL 14.4」が公開
The PostgreSQL Global Development Groupは6月16日、オープンソースのデータベース最新版「PostgreSQL 14.4」を公開した。セキュリティ修正が加わったものとなり、14系のみのリリースとなる。
PostgreSQL 14.4は2021年9月に公開された14系の最新版。14.3は5月に公開されていた。CREATE INDEX CONCURRENTLYまたはREINDEX CONCURRENTLYのコマンド使用して作成または再構築されたインデックスで、静かな(兆候のない)データ破損を招く可能性のある問題を修正した。インデックスが破損されていなくても、不確かな場合は再インデックスするよう呼びかけている。
このほか、過去数ヶ月で報告された15件以上の不具合も修正した。たとえば、クエリプランメモ化で複数の修正が加わり、pg_amcheckでサーバーとの接続が断たれた後のクラッシュを防ぐ修正も加わった。
開発チームによると、8月にサポート対象のバージョンである10系〜14系のアップデートが計画されているという。
PostgreSQL
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