ソフォス メールセキュリティアプライアンス、24時間365日遠隔監視で

 ソフォス(アラン・プロデリック社長)は、ウイルス、スパムメール、トロイの木馬などを防御する統合メールセキュリティアプライアンス製品「ES4000」を発売した。5000人程度の中堅・大手企業、団体への導入を想定している。価格は1000ユーザー、3年間利用の場合、526万5000円。今年は40台の販売を目指す。

 スパムなどを検知し、隔離することでエンドユーザーへの侵入を防ぐのが特徴。1日に100万通以上のメールに対応する。同社から提供された最新ソフトなどを5分ごとに受信し、自動アップデートすることで、最新の情報をもとにウイルスなどの脅威に対処できる。

 全世界40人体制で24時間365日、スパム、ウイルスの発生状況などの情報を解析する「ソフォスラボ」と連携し、同製品の遠隔監視をする。日本では5人が対応にあたり、異常があった場合には自動的にサポートに送信され、対策を施す。

 また同社独自の「Genotype」テクノロジーにより、ウイルス、スパムなどの変異種が発生してもソフトのアップデートなしに防御することができる。システムの管理者への報告はブラウザーからダッシュボードで提供され、ウイルス、スパムを駆除した数、メールの処理性能などの情報をリアルタイムで提供する。

 スティーブ・マンフォードCEOによれば、「新製品はアプライアンス製品の第1弾で、年内には小規模マーケット向けにより小規模なアプライアンス製品もリリースする。さらにウェブフィルタリング用のアプライアンスも提供する」として、ラインナップの拡充を急ぐ方針。

ソフォス=http://www.sophos.co.jp/

提供:BCN