KCCS、データ更新やDB連携機能などを強化したID管理システム最新版

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、森田直行社長)は、ID管理システムの最新版「GreenOffice Directory Version3.7」の提供を3月28日から開始する。価格は300ユーザーのライセンス料が210万円から。

 「GreenOffice Directory」は、日本の商習慣にあったID管理をコンセプトに開発されたシステム。社内システムのID統合に加え、組織変更・人事異動などがあった場合でも、IDやアクセス権限を適切で効率的に管理することができる。利用企業はシステムでIDを集中管理することで、セキュリティポリシー(方針)の徹底と管理コストの削減のほか、コンプライアンス(法令遵守)の向上も見込める。

 「Version3.7」では、「準備本番比較」「データ管理方式『RBD』との連携」「パスワードリマインダ」の機能を新たに追加。準備本番比較機能では、現在稼動中のマスタ情報と、将来適応するマスタ情報の変更箇所が分かるリスト、アプリケーション毎の利用者数の増減が分かるリストの出力を可能にした。

 「RBD」との連携では専用UI(ユーザインターフェイス)の設定で、データベース言語「SQL」を使った自動的なOracle、DB2への連携を可能にした。そのため、企業が持つ独自システムとの連携で、専用インターフェイスの開発が不要となり、システム導入コストも少なくて済む。

 パスワードリマインダは、ユーザーがシステムのログインパスワードを忘れた場合に、ユーザー自身がパスワードを再設定できる機能。パスワード忘れた利用者の運用者に対する問い合わせを減らし、作業負荷の軽減に貢献することができる。

京セラコミュニケーションシステム=http://www.kccs.co.jp/

提供:BCN