日立、インテル製クアッドコアCPU搭載の新サーバーモジュール

 日立製作所は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS1000」と小型高集積モデル「BS320」に、インテルのクアッドコアCPU「クアッドコア Xeon 5300番台」を搭載し、11月15日から販売開始した。出荷は07年1月19日から開始する。

 「クアッドコア Xeon 5300番台」は、4つのコアを持つクアッドコア構造を採用した新CPU。従来の「デュアルコア Xeon 5100番台」と比べて、同等の消費電力で約1.5倍の処理性能を発揮するという。これにより、大量のデータ処理を必要とするデータベース業務や、仮想化ソフトとの組み合わせによる効率の良いサーバー統合や開発環境の構築が可能になる。

 基幹システム向けのハイエンドモデル「BS1000」では、動作周波数2.33GHz/2.66GHzの「クアッドコア Xeon 5300番台」を最大2個搭載可能なサーバモジュールをラインアップに追加、処理性能の向上を図った。同時にメモリ容量も従来の2倍の最大32GBに強化した。価格は73万5000円から。

 一方、小型高集積モデル「BS320」では、動作周波数1.60/2.33GHzの「クアッドコア Xeon 5300番台」を最大2個搭載可能なサーバモジュールを追加した。「BS320」は、6U(1Uは約44.5mm)のサーバーシャーシに、サーバーモジュール10台とLANスイッチ、ファイバーチャネルスイッチをそれぞれ2台を同時に搭載可能で、PCサーバー統合やデータセンター用途に利用できる。価格は39万9000円から。

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/
「BladeSymphony」=http://www.hitachi.co.jp/products/bladesymphony/

提供:BCN