エゾウィン、市街地へのクマ出没から住民の安全を守る。野生鳥獣対策DXソリューション「クマハブ」提供開始。

北海道・標津(しべつ)の成功事例「標津モデル」を全国へ。実証済みのDXソリューションで、迅速な対応体制を構築。

エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野 宏、以下「当社」)は、市街地に出没するクマへの対策を強化し、住民の安全を確保するための、野生鳥獣対策DXソリューション「クマハブ」の提供を開始します。
近年、全国で深刻化する市街地でのクマ被害に対し、本ソリューションは、ハンター、警察、自治体職員など、これまで個別の無線連絡に頼らざるを得なかった関係者全員が、リアルタイムに位置情報や状況を一枚の地図で共有できる統合プラットフォームです。
組織の壁を越えた連携を実現し、迅速かつ安全なクマ対応体制の構築を強力に支援します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111139/26/111139-26-9db8df37dc39b2d47c050a16806cb639-3840×2560.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■開発背景:市街地でのクマ対策が直面する「3つの壁」

近年、クマの生息域拡大により、市街地や住宅地への出没が急増しています。令和5年度には、クマによる人身被害が統計開始以来、過去最多を記録しました 。特に、人家周辺での被害が全体の3割から6割を占めるという事実は、この問題が市民生活にとって差し迫った脅威であることを示しています 。

市街地でのクマ対応は、山間部とは比較にならないほど複雑で、現場は以下の「3つの壁」に直面しています。
– 位置把握の壁:
建物や路地が多く、クマの正確な位置をリアルタイムで把握することが極めて困難です 。
– 猟銃使用の壁:
住宅密集地での発砲は二次被害のリスクが非常に高く、猟銃や麻酔銃の使用には極めて高度で慎重な判断が求められます 。
– 連携の壁:
自治体、警察、猟友会などがそれぞれ独自の無線システムで通信するため、関係者間での横断的な情報共有が著しく困難でした 。

これらの壁は、緊急時における対応の遅れや指揮系統の混乱を招き、人身被害のリスクを高める深刻な課題となっていました。

■驚くほど簡単・確実。「クマハブ」が可能にする、新しい市街地対応の流れ

「クマハブ」は、これらの課題を解決し、驚くほど簡単で確実な連携を実現します。
1.通報と同時に、全員の地図が動き出す
市民から出没の一報が入ると、受付担当者は手元の地図上にピンを立てるだけ。その瞬間、関係者全員のスマートフォンやタブレットの地図に看板が表示されます。
ハンターは、軽量・小型のGPSロガーをリュックに入れて現場に向かいます。端末や画面の操作は一切不要で、ハンターの位置・移動軌跡はリアルタイム・高精度に地図上に表示されます。
全員が互いの状況を手にとるように把握できます。

2.状況を正確に把握し、迷わず最適な包囲網をつくる
指揮所では、地図上にリアルタイムで表示されるハンター全員の位置情報を基に、現場全体の状況を正確に把握。最適な包囲網の形成を的確に指示できます。現場のハンターも、他のメンバーの位置を確認しながら動けるため、無駄なく、迷わずに行動できます。警察も同じ地図を見ながら、安全な避難経路の確保や交通規制を同時に進めることが可能です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111139/26/111139-26-9247def6f6934dc643b7e9406751b282-3840×2346.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

3.安全を最優先した対応と、未来につながるデータ活用
全ての関係者が同じ地図を見ることで、「どこなら猟銃を安全に使えるか」といった高度な判断も、客観的な情報に基づいて行うことができます。対応の全ての動きはデータとして記録されるため、後日「なぜ、あの時あの動きをしたのか」を全員で振り返り、訓練や次世代のハンター育成の貴重な教材として活用できます。

■先進事例「標津モデル」の成功が、全国展開の礎に

当社は地元である北海道標津町において、警察、役場、ハンターが一体となりDX技術を活用して鳥獣対策に取り組む、先進的な枠組み「標津モデル」を構築・実践してきました。
本ソリューション「クマハブ」は、この「標津モデル」を成功に導いた中核システムです。実際の春熊駆除における実証で、関係者が同じ情報を共有しながら連携することで、住民の安全を確保しつつ、迅速な対応を実現しました。
この標津町での成功実績が、全国の自治体で導入可能なソリューションとしての「クマハブ」提供開始の礎となりました。

また、全ての行動記録がデータとして残るため、若手ハンターへの技術継承や、より効果的な対応を検討するための訓練ツールとしても活用できることが確認されています。

■自治体向け・製品に関するお問い合わせ

全国で深刻化するクマ被害に対し、住民の安全確保は自治体にとって喫緊の課題です。エゾウィンは、本ソリューション「クマハブ」の導入が、その重要な一助となると確信しています。
製品の詳細や、現場の課題に合わせた具体的な活用方法のご提案、また、導入にあたっては国の鳥獣被害防止総合対策交付金等を活用した費用負担の軽減についてもご相談いただけますので、鳥獣被害対策をご担当の皆様は、ぜひ下記までお気軽にお問い合わせください。

■「レポサク」の主な特徴

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111139/26/111139-26-86db910296909b2f8261d63d77ecfe57-2000×1039.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

◯ 超高精度な作業記録:
準天頂衛星みちびきのCLASに対応したGPSロガーが、誤差12cmの精度で位置情報を1秒単位で自動記録します 。 車両の電源に接続するだけで、オペレーターの操作は一切不要です 。

◯ リアルタイムな進捗の可視化:
数十台の車両位置やエリアごとの進捗率を地図上でリアルタイムに確認できます 。 進捗確認のための無線連絡が不要となり、コミュニケーションストレスを軽減します 。

◯データに基づく運用改善と技術継承:
自動作成される日報や稼働データ(実稼働・アイドリング等)の分析により、車両や人員の最適配置、投資判断の材料を提供します 。 熟練者の作業履歴(軌跡データ)は、若手にとって貴重な参考資料となり、早期育成を支援します 。
■エゾウィン株式会社について
日本最大の酪農地帯が広がる北海道東部の標津町(しべつちょう)で、2019年に創業。
– 2022年:令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞
– 2023年:J-Startup HOKKAIDOに選定
– 2023年:イチBizアワード最優秀賞を受賞
– 2024年:CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション(共創)部門賞』を受賞

○私達のミッション
「2021年に130万人いた農業従事者は、2040年には35万人にまで減少。日本の食糧生産は危機に瀕しています。エゾウィンは、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えます。」

■会社概要
名称:エゾウィン株式会社
設立:2019年1月
代表者:代表取締役 大野宏
住所:北海道標津郡標津町川北63-7
URL:https://ezowin.com/
レポサクの商品一覧ページ:https://ezowin.com/products

リリース詳細
提供元: PR TIMES