~大阪・関西万博でも導入されたA Smartで、現場業務の省人化・エネルギー可視化を実現~
AIoT*技術を通じてメーターの自動検針を実現するアシオット株式会社(本社 東京都町田市、代表取締役社長 三上 楊平、以下「ASIOT」)は、株式会社THIRDが提供するAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」と連携し、大阪・関西万博の大規模施設への自動検針ソリューション「A Smart」を導入したことをお知らせします。
*AIoT:モノのインターネット(IoT)と人工知能(AI)を組み合わせた技術、または、同技術を駆使したデバイス等を指す。
◆今回の導入に至る背景と目的
万博のような大規模イベント施設では、数多くの建物・設備を限られた人員で効率的に管理する必要があります。今回の施設群においても、管理対象の建物は100を優に超え、従来型の業務体制では報告書や点検作業の煩雑化が避けられず、業務効率の大幅な低下が懸念されていました。
こうした課題を解決すべく、AIによる建物管理プラットフォーム「管理ロイド」を展開する株式会社THIRDと、IoTによる自動検針サービス「A Smart」を展開するASIOTが連携。THIRDが構築する遠隔監視・統合管理体制の中に、A Smartが持つ高精度かつ柔軟な検針機能を組み込むことで、現地訪問を必要としない次世代型のビルマネジメントを実現しました。
「管理ロイド」は、中央監視装置や外付けセンサー、さらには既設の自動検針システムとも連携可能な柔軟性を持ち、建物ごとに異なる設備構成にも対応できます。A Smartが取得したアナログメーターの検針データは「管理ロイド」に自動連携され、施設全体のエネルギー使用状況をリアルタイムで一元的に可視化。これにより、施設管理担当者は現場に赴くことなく、どこからでも即座に状況を把握でき、日常点検から異常検知までの対応を迅速化できます。
また、複数の検針システムが混在する万博施設においても、「管理ロイド」を介した統合によって、異なるシステムを横断する一元的なデータ活用が可能となり、運用面での大きな効率化が実現されました。
今回の取り組みは、万博のような大規模施設のスマートマネジメントを支える実践的なモデルケースであり、今後の都市型施設管理の新たな標準モデルとしての展開が期待されています。
◆A Smartの概要
「A Smart」とはASIOTが展開する様々な種類のアナログメーターにアタッチメント(後付け)方式でIoT化するエッジAI型の自動検針サービスです。
A Smartの強みは「アタッチメント方式」と「エッジAI」という特徴にあります。一般的にメーターをスマート化する場合、既存のメーターそのものを交換する必要があり、これにはデバイスや交換工事などに多くのコストと時間を要します。一方で、A Smartは水道・電気・ガス・針式アナログなど様々な既存のメーターに対してアタッチメント(後付け)形式により数分で簡単に設置でき、工事は不要です。加えて、A SmartはエッジAI技術によって、デバイス側で取得データを処理し、クラウドに送信できるため、通信量を低減し消費電力を削減できます。
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「A Smart」製品ページ URL:https://asmart.ai/
「A Smart」の導入により、検針・点検業務の自動化を実現し、従業員の作業負担を軽減すると同時に、以下のような効果が期待されています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/66006/29/66006-29-e7109415c7df54717ad35e058d02659a-3813×1915.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
– 現地へ行かずに遠隔検針が可能
– 電気、ガス、水道、工業計器のすべてメーターへ設置可能
– 提供価格が月々数百円と導入しやすい価格体系
– 各メーター設置の為の専用のアタッチメントを提供することにより、自身で設置可能
– テキストデータだけではなく、画像も表示される為にデータの信頼性が高い
– 電池式で寿命も長期間のため、高額なデジタル式(パルス発信式)メータへ交換する必要がなく、工事や電源配線も不要である
– 現状よりも頻度を増やすことができるため、管理精度の向上や漏れ(異常)の把握が可能
– A Smart導入により、90%以上の業務時間・手間・コストが削減可能
– A Smart導入により、エネルギー消費量を可視化し、PDCAサイクルを効果的に回すことが可能
◆今後の展望
今回のTHIRDとの連携により、施設管理におけるエネルギーデータの取得から分析・活用までを一貫して自動化できる体制が整いました。今後はさらなる共同展開に加え、自治体・企業との連携強化により、A Smartの全国展開・多分野での活用を進めてまいります。
◆アシオット株式会社 概要
本社所在地:東京都町田市森野1-36-2 セレステ町田
代表取締役 :三上 楊平
主な事業内容 :1. エッジAI型の自動検針サービス「A Smart」の提供
2. 最先端のIoTとAI技術を用いたデバイスとサービスの企画・開発
3. ビッグデータ分析による付加価値提供
4. IoT+AIコンサルティング
URL :https://asiot.jp/