監視・警戒・偵察(ISR)における迅速かつ高信頼な運用を実現
コーンズテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:西岡和彦)が、国内代理店を務める「SightLine Applications」は最新のエッジ画像処理ソフトウェアとハードウェアを発表しました。
今回発表した最新ソフトウェア「3.9.2 」、3チャンネル対応のフラッグシップビデオプロセッサ「4100-OEM」、超小型ビデオプロセッサ「1710-OEM」の登場により、ISR(情報・監視・偵察)などの戦術現場で、迅速な状況認識、強力な追尾性能、SWaPに配慮した高い処理能力を提供します。
具体的には、ドローン群(以下ドローンスウォーム)の追跡、滞空型兵器の運用、SWaP制約のあるプラットフォームへのISR機能の統合など、さまざまな用途において、従来よりも迅速かつ信頼性の高い運用を可能にする製品群です。
ISR現場の判断力の向上:エッジ画像処理 ソフトウェア「3.9.2」 アップデート
今回のソフトウェアアップデートは、「スピード」「視認性」「操作性」に重点を置いています。主な機能は以下の通りです:
– ドローンスウォーム追跡機能:
1つのビデオ入力につき最大20体の移動体を同時に追跡可能。高密度空域における対UAS(無人航空機システム)ミッションや監視任務に最適。
– 高精度なターゲット取得:
ビデオフィードを一時停止して対象を選定し、同期を維持したままリアルタイム追跡を再開可能。
– 直感的で、判断しやすいUI:
見やすいシンボル表示とカスタマイズ可能なUIレイアウトにより、判断スピードを向上。
– 幅広いプラットフォーム互換性:
NVIDIA Jetpack 6やST0601.17準拠のメタデータをサポートし、さまざまなシステムへの統合を容易に。
エッジAIの進化:「Athena AI」初期統合
今回のリリースでは、SightLine Applicationsが直近で買収した「Athena AI」による高度なAIモデル群の初期サポートも含まれています。エッジ処理に最適化された「Athena AI」により、既存のSightLine Applicationsソフトウェアの性能に加え、物体検出・分類性能がさらに強化されていきます。初期統合により、デモ環境での使用も可能となっており、「4100-OEM」 での本格対応は2025年夏リリース予定のソフトウェア「3.9.4」 で予定されています。
多視点・小型化・リアルタイム:ISRを変えるハードウェアアップデート
■ 「4100-OEM」:3チャンネル処理対応のエッジビデオプロセッサSightLine Applications史上最強 のプロセッサ「4100-OEM」がさらに進化し、3チャンネルのビデオ入力に対応し、それぞれ独立したビデオとして同時処理可能です。リアルタイムな映像の統合と解析が求められる、複数のカメラ・センサを使ったISRミッションに最適です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64519/134/64519-134-ff064252f13a7da4d5a7bed755d5113e-900×506.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【SightLine Applications 4100-OEM】
■ 「1710-OEM」:わずか15gのエッジビデオプロセッサ
新製品「1710-OEM」は、SightLine Applications史上最小かつ最も省電力なエッジビデオプロセッサです。重さわずか15g、消費電力は3Wと超省エネ設計。滞空型兵器、ナノUAS、小型自律システムなど、サイズや電力に厳しい制約があるプラットフォームに理想的です。リアルタイムな映像処理、AIによる追跡、デュアル入力など、すべてをエッジで完結します。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64519/134/64519-134-164123a4266b72a5b75f5fe5a006d1d7-900×506.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【SightLine Applications 1710-OEM】
今日のISR要求に応える設計
今回リリースされたソフトウェア「3.9.2」 と、アップデートされた「4100-OEM」、新登場の「1710-OEM」により、UAS開発者やシステムインテグレーター、エンドユーザーは、より高度で信頼性の高いISR機能を現場で活用できます。意思決定を迅速に支援する視認性に優れたインターフェース、AIによる強化機能、過酷な環境下でも高性能を維持する設計が、ミッションの成否を左右する局面で真価を発揮します。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64519/134/64519-134-9a836daecad05e20ab876288ea06288c-900×506.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
SightLine Applicationsについて
オンボードビデオプロセッサを提供する米国オレゴン州の企業です。カメラシステムの主要部品であるビデオプロセッサを、34か国・350社以上のお客様に提供しています。ビデオ処理ソリューションの提供に注力し、ISR 処理の経験が豊富な企業です。同社製品はAS9100/ISO9001 認定の委託製造業者で製造しております。航空機、タワー マウント、地上車両、ロボット、軽航空機などの用途で40,000 を超えるビデオプロセッサおよびライセンスの採用実績があります。
コーンズテクノロジーについて(Sightline Applications 国内代理店)
コーンズ テクノロジーは長年にわたり日本と諸外国との貿易発展に寄与してきたコーンズグループの一員で、日本産業界のニーズに合った新製品や新技術の販売、プロモーション、マーケティングを行う技術専門商社です。世界中のパートナーと密に連携して、お客様に迅速かつフレキシブルに世界最高レベルのご提案をさせていただきます。詳細については、https://cornestech.co.jp/をご覧ください。