~レガシーシステムのモダナイゼーションに最適なコンテナ環境下でのデータ連携を実現~
株式会社セゾンテクノロジー(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:葉山 誠、以下セゾンテクノロジー)は、Red Hat OpenShift対応のファイル連携ミドルウェア「HULFT10 for Container Platform」を3月5日に提供開始します。
本製品は、「HULFT」の10年ぶりのメジャーバージョンアップとして、2024年2月に提供を開始したAmazon ECS対応版、同年12月に提供を開始したWindows、Linux、AIX、IBMi、zOS対応版に続くもので、Red Hat OpenShift Certification による認定*1を受けたOperatorとして、自社構築のインフラやRed Hat国内パートナーが提供するオンプレミス環境、および海外主要クラウドが提供するフルマネージドサービスの、Kubernetesコンテナプラットフォーム環境下で「HULFT10」を実行できます。
背景
近年、企業の情報システムを長年支えていた老朽化システムを、クラウドプラットフォームなどのモダンインフラへ移行して近代化するモダナイゼーションの動きが加速しています。また、モダナイズ手法の一つとして、これまでの仮想化環境よりも軽量でアプリケーションを素早く起動できるコンテナ環境の普及も進んでいます。
一方で、モダンインフラへの移行は既存システムで稼働する業務への影響を最小限にして進めることが重要で、移行されたモダンシステムと、メインフレームやオフコンなどの基幹系やSaaSなど周辺システムとのデータ連携を、WindowsやLinuxなど従来のプラットフォームだけでなく、コンテナ環境下でも行えることが求められています。
この度、あらゆるITシステムの境界線を越えてつなぐことをコンセプトにした「HULFT10」が、企業向けコンテナオーケストレーションプラットフォームであるRed Hat OpenShiftに対応することで、コンテナ基盤を中心としたハイブリッド環境におけるレガシーシステムのモダナイゼーションを強力に支援します。
「HULFT10 for Container Platform」の概要
「HULFT10 for Container Platform」は、Red Hat OpenShift CertificationによるOperator認定*1を受けており、「HULFT10」シリーズの機能はそのままにコンテナ環境にデプロイできます。
管理コンテナと転送コンテナで構成され、管理コンテナでは管理情報や履歴などを管理し、APIによるジョブ連携や転送コンテナの制御などを管理するWeb画面を提供します。転送コンテナは「HULFT」によるファイル転送をベースとしたデータ連携を実行し、1つの管理コンテナ配下に複数の転送コンテナを配置する構成で利用できます。
「HULFT10 for Container Platform」の特長は次の通りです。
– 転送負荷に応じた転送コンテナの起動や障害発生時の再起動を自動で行いサービス可用性と業務継続性を確保
– Web APIをファイル転送の前後に呼び出すことが可能で外部サービスや業務アプリと自動連携
– 管理情報や履歴は耐障害性が高いコンテナから独立した永続領域に保存されコンテナ間の引継ぎやバックアップが容易
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118454/80/118454-80-14b008390adb5be9ecbb71dd665f8ae7-1711×1017.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「HULFT10 for Container Platform」の利用イメージ
【本体製品】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/118454/table/80_1_339fe1d652d07fceabd37a00715fceb1.jpg ]
*1 Red Hat OpenShift CertificationによりKubernetesクラスター管理手法である「Operator」としての品質と信頼性が認定されています。
*2 1つの管理コンテナを1Pod単位とした月額の利用料金が発生します。管理コンテナ配下には複数の転送コンテナを構成して利用することが可能です。
*3 本製品の利用料金にはRed Hat製品の利用料金は含まれておりません。
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なお、「HULFT10 for Container Platform」の提供開始に伴い、各社よりエンドースメントを頂戴しております。
レッドハット株式会社 代表取締役社長 三浦 美穂 氏からのエンドースメント
セゾンテクノロジー様の「HULFT10 for Container Platform」のリリースを心よりお慶び申し上げます。「HULFT」が「Red Hat OpenShift」に対応したことにより、メインフレームを含むレガシーシステムのモダナイゼーションソリューションを創出することができました。このレガシーモダナイゼーションの協業ソリューションが日本ユーザが抱える問題をよりスムーズかつ実践的に解決できると確信しております。今後もセゾンテクノロジー様とともに本ソリューションを推進し、お客様のIT課題の解決に貢献してまいります。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 常務執行役員 藤岡 良樹 氏からのエンドースメント
目まぐるしく変化する現代のビジネス環境に対応するため、クラウドネイティブ技術の採用が急速に進んでおります。クラウドネイティブ技術の一環として、コンテナ対応の「HULFT10」を導入するだけでなく、弊社ではクラウドネイティブ技術支援サービス「C-Native」ブランドを通じて、コンテナやRed Hat OpenShiftの導入、運用、オンボーディングを支援しております。お客様が新しいクラウドネイティブによるデータ連携プラットフォーム「HULFT10」を導入する際、スムーズに活用できるよう全力でサポートいたします。
SCSK株式会社 執行役員 常務 プロダクト・サービス事業グループ長 小峰 正樹 氏からのエンドースメント
セゾンテクノロジー様の「HULFT10 for Container Platform」リリース発表を歓迎いたします。
「HULFT」は、データ転送を高度なセキュリティで実現する製品であり、「HULFT10 for Container Platform」を活用することにより、コンテナ環境に対してもデータ転送を実現することができ、お客様のモダナイゼーションに大きく貢献していく事を確信しております。
SCSKは、20年以上のパートナーシップで培った強みを活かし、クラウドネイティブ・オファリングである「NebulaShift(R)」をはじめとしたITサービスと組み合わせ、モダナイゼーションによるお客様のビジネス革新と、新たなビジネス価値の創造を共にご支援いたします。
セゾンテクノロジーについて
「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や IT サービス、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。
– セゾンテクノロジー:https://www.saison-technology.com/
– HULFT製品サイト:https://www.hulft.com/
商標関連
– Red Hat、OpenShiftは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
– AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
– Microsoft Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
– Google Cloudは、Google LLC の商標または登録商標です。
– 「HULFT」は、セゾンテクノロジーの商標または登録商標です。
– その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。