共同開発の安全認証取得済みプラットフォームにより、信頼性およびセキュリティが高く、安全な産業オートメーション開発を加速
カナダ・ウォータールー – 2024年10月31日 — BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)は、インテルコーポレーションとの長年にわたる協業関係を拡大し、インダストリー5.0の実現に向けた産業システムおよびロボットアプリケーションの設計・構築・安全認証を可能にする新たなプラットフォームを発表しました。
製造現場や倉庫などの安全性が重視される環境において、産業オートメーションは、人と機械が作業空間を共有しながら協働するアプリケーションへと進化を遂げています。このような進化に伴い、機能安全(FuSa)は機械と作業者の安全を確保するうえで重要な役割を担っています。国際規格IEC 61508に準拠することで、産業システムとロボットアプリケーションの安全ライフサイクル要件を満たすことができます。
BlackBerry QNX製品兼ストラテジー担当バイスプレジデントであるGrant Courvilleは次のように述べています。「インテルとBlackBerry QNXの協業により、IEC 61508 SIL 3を取得したハードウェア/ソフトウェアプラットフォームを提供することで、機器製造業者は安全性とセキュリティを備えたシステムをより容易に開発および提供できるようになります。QNX(R) OSは、高度なセキュリティ、優れた信頼性、リアルタイム性能を特長としており、インテルとの協業関係を拡大することで、安全性が最優先される産業システムやロボットアプリケーション向けに認証済みの安全プラットフォームを提供することが可能になりました」
テクノロジーが社会とより密接になるにつれ、人と機械の協働は新たな段階へと進み、それに伴い機能安全の重要性が高まっています。今回発表したプラットフォームは、セーフティ関連アプリケーションの開発を加速し、設計アーキテクチャを効率化するのに役立ち、安全認定の取得やハードウェアの冗長性の達成に関わるコストと時間の大幅な削減を実現します。
インテル マニュファクチャリングソリューション担当シニアディレクターであるRicky Watts氏は次のように述べています。「インテルにはQNXと共に、信頼性が高く安全なソリューションの構築を支援してきた長い歴史があります。そして、このコラボレーションを産業オートメーション分野にも拡大しています。安全性コンプライアンスを基盤レイヤーとなるコアハードウェアとソフトウェアコンポーネントに組み込むことで、機器製造業者は産業向け製品の認証取得をより迅速かつ低コストで実現できるようになります。
QNX OS は IEC 61508 SIL 3の安全認証を取得しており、機器製造業者は本プラットフォームを活用してFuSa対応の産業システムやロボットアプリケーションを構築することができます。
本プラットフォームによる安全性が重要なシステムの設計開発の効率化と、統合ハードウェアソフトウェア基盤の詳細については、11月12日午前11時(米国東部時間)に開催されるBlackBerry QNXとインテルによる共催ウェビナーにてご紹介いたしますので、ぜひご参加ください。
BlackBerry QNXの詳細については、BlackBerry.QNX.comをご覧ください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億5,500万台以上の車載機器に搭載されています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細については、BlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。
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