【株式会社3DC】CFO就任のお知らせ

株式会社3DC(本社:宮城県仙台市、事業所: 神奈川県川崎市、代表取締役CEO:黒田拓馬、代表取締役CSO:西原洋知、以下「当社」)は、本日付で、守屋遼一のCFOへの就任をお知らせいたします。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98727/15/98727-15-b63a106928c88df00bf86eedce414ab4-1343×1343.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
CFO 守屋遼一

■就任の背景‍
当社は2022年2月の創業以降、蓄電池向けの機能性導電助剤として高い性能が期待される「Graphene MesoSponge(R)(GMS)」の商用化に向け、研究開発、製造、資金調達を進めてまいりました。本年2月にはGMSの出荷を開始、3~5月には国内著名ベンチャーキャピタルや事業会社から総額5.8億円の資金調達を実施、また直近のプレスリリースにもある通り、8~9月には内閣府やNEDOの主催する複数の助成金への採択が決定しており、量産化に向けた事業開発を加速させております。

一方、当社がGMSを量産化・商用化し、グローバルに跨る電池メーカーへの材料供給や電池材料に関わる事業開発を進めるにあたり、グローバルな視点の取り込み、企業価値向上に資する中長期の成長戦略の立案、資本政策・財務戦略の立案や投資家コミュニケーションといった機能の拡充が、喫緊の課題でありました。

このような状況のもと、かかる課題解決に向けて、SMBC日興証券においてM&Aや資金調達といった投資銀行業務における豊富な経験を有し、また、世界的なコンサルティングファームであるマッキンゼーにおいて戦略立案や企業変革の豊富な経験を有する守屋遼一をCFOとして迎えることで、当社の事業成長と持続的な企業価値向上を推進する体制を強化することといたしました。

守屋遼一は京都大学出身で化学工学修士を取得しており、代表取締役CEOの黒田とは大学の同窓、代表取締役CSOの西原とは同じ研究室の出身という繋がりがございます。「クリーンエネルギーを100年先の世界に届ける」のミッションのもとで事業を推進する3DCや経営メンバーとの高い親和性を有しており、当社の今後の成長に大きく貢献するものと確信しております。
■CFO 守屋遼一のコメント
共同創業者である黒田および西原とは、3DC設立以前からの関わりですが、GMSのポテンシャルと日本の炭素業界・電池業界の再興に対する二人の熱い想いや、豊富な経験と実力を持つ経営メンバーに惹かれ、入社を決断するに至りました。日本企業・スタートアップのグローバル化が進む中でCFOの重要性や戦略思考がより一層高まる中、自分なりのあるべきCFO像を追求し、また、日本発の素材系ユニコーンを創り上げることを目標に、当社の企業価値向上に邁進してまいります。
■CFO 守屋遼一の経歴
京都大学 化学工学専攻修士
カーネギーメロン大学 テッパー経営大学院 経営学修士(MBA)

2015年4月、SMBC日興証券株式会社に入社。投資銀行部門に所属し、国内外のM&A案件、株式・債券発行を通じた資金調達案件、財務戦略やIR戦略の立案、等の業務に従事
2022年7月、マッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社に入社。エネルギーや製造業を中心に、全社戦略・ポートフォリオ戦略・事業戦略等の立案、全社変革プロジェクトの策定と実行、企業価値創出に向けた資本政策やIR戦略の立案と実行、等の業務に従事
2024年10月、当社に入社
■CEO 黒田拓馬のコメント
守屋とは大学時代部活で同じ勝利に向かって切磋琢磨をしてきた関係であり、大学院まで良き友であり常に刺激し合える関係でした。大学院を出た後はそれぞれ別の道でキャリアを重ねてきましたが、ここで再び事業創造のフィールドで共に戦えることに大変高揚しています。

私は、彼が思慮深さと内に秘める熱い闘志を兼ね備えており、チームのために体を張れる男だと知っています。この決断が彼にとってどれだけ重大な決断であったかを理解できるとは思っていませんが、彼の決断への感謝を忘れず、彼と共に歴史的発明を社会に価値として届ける事業を作って行きます。
■3DCについて
当社は「クリーンエネルギーを100年先の世界に届ける」のミッションのもと、蓄電池向け機能性導電助剤としての活用が期待される次世代炭素材料「Graphene MesoSponge(R)(GMS)」の量産化を目指して2022年に設立された、東北大学発のベンチャー企業です。GMSはすでにアカデミアで高く評価されており、既存のリチウムイオン電池に留まらず、全固体電池をはじめとする次世代電池の機能向上にも貢献すると期待されています。3DCは、2024年2月にGMSを出荷開始して以降、多くの事業会社と実証化に向けた性能試験を進めております。

また、2024年3月~5月にはプレシリーズAラウンド 2nd closeとして複数のベンチャーキャピタルや事業会社から総額5.8億円の資金調達を実施し、2024年8月~9月には内閣府等の主催する大型助成金に複数採択されました(SIP、BRIDGE、GX)。現時点での累計調達額(助成金含む)は、29.7億円となっております。

GMSにより大幅に機能および寿命が向上した電池を普及させることで、環境と人にやさしい真の脱炭素社会を実現すべく、事業開発に邁進しております。
■GMSとは
GMSは、炭素1原子分の厚みでスポンジのような三次元構造を備えた「三次元型のグラフェン」素材です。柔軟性や多孔性、導電性、耐食性といった複数の優れた性質を併せ持つ革新的な材料であることから、GMSは、電池における「容量を向上させようとすると別の特性が低下する」トレードオフ問題を解消し得る炭素材料として、全世界から注目されています。
■採用情報
3DCは、カーボンニュートラルの実現に向けて採用を強化しております。
<募集職種>
電池応用研究
材料分析
技術営業
事業開発
<勤務地>
仙台または川崎

少しでもご興味のある方は、以下からお気軽にお問い合わせください。
3DC HP – 採用フォーム

============
<3DC会社概要>
企業名:株式会社3DC
代表者:黒田 拓馬・西原洋知
設立:2022年2月
本社所在地:宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学 産学連携先端材料研究開発センター
川崎事業所:神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 新川崎・創造のもり地区 AIRBIC A38&A41
事業内容:炭素材料の開発・製造・販売
HP:https://www.3dc.co.jp/

<お問い合わせ>
GMSや弊社との共同研究開発にご興味のある方は、以下からお気軽にご連絡ください。
コンタクトフォーム:https://www.3dc.co.jp/contact/
メール:info@3dc.co.jp

リリース詳細
提供元: PR TIMES