~コントロールプレーンを理解している企業の7割がSaaSのコア機能開発に専念~
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「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げる株式会社アンチパターン(本社:東京都港区、代表取締役 小笹 佑京、以下当社)は、2024年6月6日~6月11日、SaaSを認知している経営者・経営企画・Bizdev、SaaS系エンジニア、非SaaS系エンジニアの方1,441名を対象にSaaSに対する理解や興味、課題に関するアンケート調査を実施したことをお知らせします。
◆調査結果の主なポイント
・SaaSに興味を持つ企業の中で「SaaS開発の必要性を感じている」のは、売上成長基調にある企業が95.1%と特に高い結果に
・SaaS開発の必要性を感じているが現在開発をしていない理由として、「開発に必要な知識を持った人材がいない/足りない」が最多。人材の不在・不足が大きな課題に
・SaaS系エンジニアにおいても、41.4%がコントロールプレーンへの理解が不十分
・コントロールプレーン(※)を理解している企業の75.5%が、SaaSのコア機能開発に専念できており、そうでない企業の39.4を大きく上回る
・回答企業のうち売上成長基調にある企業は、エンジニア等がコア機能の開発に専念できている傾向も
※コントロールプレーンとは:全てのB to B SaaSソリューションに共通して必要となるもので、事業成長を見据えた運用や管理をサポートをするための機能群のことです。一方顧客に直接価値を提供する機能群を「アプリケーションプレーン」と呼びます。
【調査概要】
調査目的:ビジネスサイドとエンジニアサイドにおける、SaaSに対する理解や興味、課題、サービス利用意向を明らかにする
対象者:SaaSを認知している経営者・経営企画・Bizdev/SaaS系エンジニア/非SaaS系エンジニア
サンプル数:1,441人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
調査機関:株式会社マクロミル
アンケート実施日:2024年6月6日(木)~6月11日(火)
※各職種を従業員数別、業種別に均等回収
アンケート調査により回収されたサンプルをスクリーニング調査(150,000サンプル)で明らかになった市場の構成比に合わせるために、ウエイトバック集計をしています。
※回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。
※本リリースの転載・利用に関するお願い
本調査結果を掲載・利用される場合は、以下の通り出典元の明記をお願いいたします。
・出典「株式会社アンチパターン調べ(https://anti-pattern.co.jp/news/post/20240712)」
◆調査対象のうち、成長基調にある企業はSaaS開発への興味関心が非常に高い傾向
SaaSを認知している経営者・経営企画・BizdevやSaaS系エンジニア、非SaaS系エンジニアにおいて、「勤め先はSaaS開発に興味はありますか」という設問に対し「とても興味がある/興味がある」と回答した割合は、売上が成長基調にある企業が51.5%、そうでない企業が23.2%となっており、特に成長基調にある企業においてSaaS開発への関心が高い傾向にあることが分かりました。
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また、SaaSに興味を持つ企業の中で「SaaS開発の必要性を感じている」と回答した方の割合は、成長基調にある企業が95.1%、そうでない企業が88.0%といずれも高い割合の方がSaaS開発の必要性を感じていることが分かっています。
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また、「勤め先のDX推進状況」に関しては、「既にDXを推進している/DXを推進していないが、検討している」と回答した割合が、成長基調にある企業が80.0%、そうでない企業が42.9%となっており、DXを推進している企業の方が売上が成長基調であることが明らかになりました。
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SaaS系エンジニアとビジネスサイドで比較すると、SaaS開発に対する興味度はSaaS系エンジニアが76.5%、ビジネスサイドが22.3%と、SaaS系エンジニアが圧倒的にSaaS開発に興味を持っていました。一方でSaaS開発に興味を持つ方の中で、「SaaS開発の必要性を感じている」と回答した方の割合は、SaaS系エンジニアが96.8%、ビジネスサイドが87.3%と、SaaSに対して興味がある方のほとんどが開発の必要性を感じていることが分かりました。
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しかし、SaaSに対する理解度は、「概念理解」「開発理解」ともにビジネスサイドよりもSaaS系エンジニアの方が高いという結果になり、エンジニアとビジネスサイドでは理解度に乖離が存在していることも明らかになっています。
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◆SaaS開発を開始できない要因のトップは、「開発人材・ノウハウ不足」
勤め先でのSaaS開発について「必要性を感じるが、現在開発をしていない」と回答した方に対し、その理由についても調査いたしました。
理由としては、「開発に必要な知識を持った人材がいない/足りない」がいずれの職種でも最も高いことが分かりました。次いで、SaaS系エンジニアでは「新規のSaaS開発に割ける人員がいない/足りない」「SaaS開発を進めるための組織体制やガバナンスが整っていない」が上位に挙がる一方で、ビジネスサイドは「データ移行コストが発生する」「既存システムとの互換性が不安」「資金が足りない」が上位に挙がりました。
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コントロールプレーンへの理解が高い層においては、同様に人材不足を理由に挙げる一方で、「セキュリティへの懸念」や「既存システムとの互換性が不安」の割合も高く、SaaS自体の運用面や管理面への懸念も理由として挙げられました。
◆SaaS開発現場でコア業務に専念するため”コントロールプレーン”への理解が鍵に
SaaS自体の運用や管理・サポートをする機能群である「コントロールプレーン(*)」の理解度については、ビジネスサイドが24.0%、SaaS系エンジニアが58.6%とこちらもSaaS系エンジニアの方が高い結果となりましたが、SaaS系エンジニアでも約4割はコントロールプレーンへの理解が不十分という現状があることが分かりました。
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「SaaS開発において、コア機能開発に専念できていますか」という設問について、「メンバー全員が専念できている/どちらかというと多くのメンバーが専念できている」と回答した割合が61.2%、「どちらかというと多くのメンバーが専念できていない/メンバー全員が専念できていない」の割合が38.8%という結果になっており、SaaS開発を行っている企業の内、コア機能開発に専念できている企業は約6割に留まることが明らかになりました。
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コントロールプレーンの理解度別にみると、コントロールプレーンを理解している企業では75.5%が、そうでない企業では39.4%の方がコア機能開発に専念できていると回答しており、コントロールプレーンへの理解度が高い方がコア機能開発に専念できている傾向にあることが分かりました。
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加えて、SaaS開発において「コア機能開発に専念できている」と回答した方の割合は、成長基調にある企業が70.4%、そうでない企業が28.4%となっており、コア機能開発に専念できている企業の方が売上が成長基調であることが分かりました。
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◆株式会社アンチパターン 代表取締役 小笹佑京 コメント
今回調査を実施したことで、普段お客様と接している中で感じていた感覚をデータという形で確認することができ、より高い解像度でSaaS業界について理解をすることができました。
まず、今後の企業成長にSaaS開発が求められている傾向があることが、今回の調査から推測することができました。しかし、人材やノウハウの不足など大きなハードルがあることも事実です。そういった状況下において、効率的にSaaSを開発するためには、作ろうとしているSaaSのコア機能を正しく定義した上で、その部分の開発に専念できる状況を作り出すことが重要であると言えます。
SaaSのコントロールプレーンへの理解を深めること、その上でコア機能開発に専念するためには、それ以外のノンコア部分の開発において、「SaaS for SaaS」などのSaaS開発・運用プロセスの自動化を支援する製品を活用していくことが企業成長の鍵となります。より多くの企業が成長していくためには、自前主義から脱却をし、お客様への提供価値を最大化するべく、攻めのIT投資を加速させていく必要があるでしょう。
それらを支援する当社のSaaSus Platformは日本企業のDX・生産性・競争力向上に貢献するものであると確信しております。
◆株式会社アンチパターンについて
当社は「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げるスタートアップ企業です。理念実現に向け、ソフトウェア開発支援や内製化支援、ならびにソフトエンジニアの教育事業や採用事業を展開しています。
◆「SaaSus Platform」とは
SaaSus Platform は、SaaS 開発/運用/販売を支援する SaaS です。
SaaS の開発期間の短縮や運用効率の向上、販売プロセスの自動化をご支援いたします。
【公式サイト】
https://saasus.io/
【提供機能】
・マルチテナント SaaS の認証
・ユーザ管理
・テナント管理
・役割(ロール)管理
・料金プラン管理機能
・請求処理 Stripe 連携機能
・PHP、TypeScript、Java、Go、Python のSDKを公開
・Amazon EventBridge 連携機能
・AWS Marketplace 連携機能
・行動履歴ログ機能
・シングルテナント管理機能
◆「engineed」とは
engineedは、AWSを活用できるエンジニア向けのマッチングプラットフォームです。エンジニアに対して実業務に近い要件を盛り込んだ実技試験を提供し、スキルを可視化、その結果をもとに企業がエンジニアにスカウトできる仕組みを提供することで、AWSエンジニアのさらなる活躍の場を広げてまいります。
【公式サイト】
https://info.engineed.io/engineer/
◆株式会社アンチパターン
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山3丁目15−9 MINOWA表参道3階
創業:2019年7月
代表者:代表取締役 小笹佑京
事業内容:システム開発事業、コワーキングスペース運営、エンジニアマッチング事業
認証:情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
JIS Q27001:2014(ISO/IEC 27001:2013) 認証番号 IS 794005
URL:https://anti-pattern.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/antipatterninc
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